すべてがうまくいく「幸せ」のエッセンス‥昨日のブログでは新型コロナウイルス対策の精油やハーブをご紹介しました。
注意喚起として何度も書いて恐縮ですが、精油やハーブは薬ではなく、アロマセラピーやハーブセラピーは医療行為ではないので、薬理や治癒の効果を保証するものではありません。
資格取得コースのなかでも、精油やハーブの使用で持病のある方には主治医に相談してもらうように伝えてくださいね‥と繰り返しお伝えしてきました。
さて、そこで問題です。
以前にこちらのアロマセラピストコースを医師の方が受講してくださいました。
その時に、良い機会だと思い、ずっと気になっていたことをその方に質問してみました。
「私たち民間のアロマセラピストは、持病のある方や投薬中の方の精油の使用は、必ず事前に主治医にご相談してください、と伝えているのですが、反対に医師の方たちはそうした質問を患者さんからされた場合は、どのように対応されているのでしょうか?」
それに対して、医師の受講生さんはこう答えてくださいました。
「精油の使用に関して患者さんから訊かれた場合は、私たちは『専門家にお訊ねしてください』と答えています」
「専門家というのは?」
「プロのアロマセラピストさんなどの精油に詳しい方です」
「‥‥そうですか」
この時の会話で、私の中でこれまでの常識が覆されるような気持ちがしたのを覚えています。
そうすると、持病のある方や投薬中の方は、医師と「専門家」の間を行ったり来たりしなくてはならないので、これはいったいどうしたら良いのだろう‥‥考えれば考えるほど、深い疑問のスパイラルに入ってしまう出来事でした。
しばらく前のやり取りでしたが、実はこのことに対するはっきりとした結論は、今も私のなかで出ていません。
確かに医師たちは医療の専門家であって、アロマセラピーの専門家ではなく、かといって、私たちアロマセラピストは医療の専門家ではないから、持病のある方への精油使用に関して責任を負うことが出来ません。
最終的には『使用する方の自己責任で』というお決まりの言葉に行きつくのかもしれませんが、それで良いのかどうか、考えるところです。
一つの提案として、私はアカデミーサイトと公式ショップサイトにある程度、詳細な精油の情報を掲載しています。
「精油とハーブのプロフィール事典」と「暮らしの中のホリスティック・アロマケア事典」は、どなたでも閲覧できるように一般公開しています。
これらは、先ほど書いたやり取りに対する私自身の最善の「答え」であり、今出来ることです。
風邪やインフルエンザが流行る時期であり、花粉症の季節もやってきます。
薬や治療ではありませんが、精油やハーブは身体の本来の力を引き出してくれる素晴らしい自然治癒の力を持っています。
幸いにして、アロマセラピーやハーブセラピーに関しては、臨床アロマセラピー・コンサルタントであるジョーイ・パワー医師の提携協力があるのは、私にとって心強いサポートになっています。
あの時のやり取りを通じて感じていたことが、提携という形で実ったのかもしれません。