すべてがうまくいく「幸せ」のエッセンス‥以前より、アロマ心理リーディングコースを開催していることもあり、いろんな方々から「リーディングが出来るようになりたい」「リーディングを学びたい」というお声を多く頂戴してきました。

リーディングという言葉の響きそのものに魅力を感じている方も多く、リーディングがどのようなものか、実はまだよく分かっていないけれど、習ってみたい、出来るようになりたいと思われるのも「リーディング希望者さん」の特徴と言えるようです。

そこで、リーディングとは何なのでしょうか‥というところから少し書いてみたいと思います。

現在、癒しやスピリチュアルの世界には、いろんな「リーディング」が存在しています。

カードリーディング、タロットリーディング、エンジェルリーディング、フェアリーリーディング、オーラリーディング、ルーンリーディング‥‥などなど、一口にリーディングといっても様々な方法やスキルがあります。

アロマ心理リーディングもその一つです。

そして、大抵のリーディングは何らかのツールを用いています。

例えば、タロットカード、エンジェルカード、ルーン文字など。

アロマ心理リーディングの場合は、もちろん「精油(と、その芳香)」です。

リーディングで用いるそれらのツールは「高次元との媒体」であり、リーダー(リーディングを行う人)は、それらを通じて何らかのメッセージや啓示、祝福や守護、現在の課題に対する答えとなるものを受け取り、リーディー(相手)に分かりやすいレベルで伝えます。

リーディングのなかには、そうしたツールを用いずに素の状態で行う場合もあり、それらはシックスセンスやチャネリングにほぼ近いと言えます。

そして、これは私の解釈になりますが、私の考えるリーディングとは「reading(読み取る)」の意味と、「leading(導く)」の2つの意味があると感じてきました。

「読み取る」ものとは、リーディの魂レベルでの望みや無意識下にある、その方が表面的には気づいていない部分であり、「導く」とは、リーディ自身が「本来あるべき姿」にたどり着いていくためのサポートです。

アロマ心理リーディングの場合、課題に対する答えは常にリーディが持っているため、リーダーは直接的な答えを告げることはしません。

精油というツールを媒体にするため、精油の種類は出来れば数十本は揃っているのが望ましく、精油に対する知識や実践もある程度必要になってきます。

ある程度‥とは曖昧な表現ですが、数十本から選んだひとつの精油について、豊かな語彙で多面的に表現できること、と言い換えると分かりやすいかもしれません。

精油植物の逸話、科目、精油の禁忌、成分、心理作用、身体作用、エネルギー的な作用、芳香の系統、芳香の印象、芳香が象徴するもの、芳香が示唆するもの‥などが閃くように言葉として映し出され、なおかつ、リーディの状態を正確に読み取りながら、その場で必要なメッセージを伝えていく‥

これが私の考えるアロマ心理リーディングです。

もちろん、誰もがすぐに出来るわけではありませんし、反対に難なくすぐに出来る方もいると思います。

アロマ心理リーディングはアロマセラピーという優れた自然療法のうえに成り立っているので、ベースとなるアロマセラピーの知識と実践が何よりも大切になります。

そのうえで、洞察力や会話力を磨くために、対面にて多くの回数をこなす必要があります。

人と向き合うのが好きでないと出来ませんし、同時に自分自身の内面を高めていくためのスキルでもあります。

そうした意味では、コース監修者の私もいまだに研鑽中と言えますし、そのことに終わりはありません。

リーディングの難しさは正解も間違いもないところであり、リーディングの楽しさもまた同じです。

 

☆補足☆

映画が大好きな私は先日DVDで「ギフト」という映画を借りて観ました。2000年の映画で主演はケイト・ブランシェットです。

並外れたシックスセンスとともにカードリーディングを行う「アニー」という女性の物語です。

この映画にはリーディングを行うことと素晴らしさと難しさ(辛さと言ってもいいのかも‥)の両面が見事に描かれています。

リーディングで触れる相手の内面部分の繊細さや自分自身の弱さと向き合うことについて、目に見えない領域を仕事として扱うことの光と影を強く感じる映画です。

これからリーディングをお仕事にしたい方やリーディングをすでに行っている方にぜひ見て欲しいなと思います。