すべてがうまくいく「幸せ」のエッセンス‥昨日の新月にふさわしいタイミングで、新しいアーティザン精油の取り扱いを開始しました。

カナダ産の「野生モナルダ精油(学名:Monarda fistulosa)」です。

かつてアロマセラピーを学び始めた頃、ベルガモット精油にまつわる知識として「松明花(たいまつばな)」の名前を知りました。

花火が赤く燃えるように花が咲く姿は確かに松明を連想させます。

モナルダという植物の全草にベルガモットに似た柑橘の香りがすることから「ベルガモット」と呼ばれることがあり、少々ややこしいのですが、柑橘のベルガモットとモナルダは別の植物になります。

さらにややこしくなりますが、公式ショップで扱いのモナルダ精油の和名は「ヤグルマハッカ」と言い、タイマツバナではありません。これらの精油は成分が異なっています。

詳しくは「精油とハーブのプロフィール事典」のモナルダのページをご覧ください。

別名の「ビーバーム」は、この植物の周りを蜂がぶんぶん飛ぶためで、謂れとしては「メリッサ(レモンバーム)」によく似ています。

香りも、モナルダとメリッサは似通っていますが、モナルダの方がよりフルーティで甘い香りがします。

パルマローザやレモンマートルにも似ていますが、それらよりも繊細で次元が高い印象があります。

花もしくは花を含む全草から抽出されるためだと思います。

モナルダ精油はレア精油になるため、国内ではあまり流通していません。

アーティザンのモナルダ精油を初めて嗅いだ時の印象は、とても素晴らしいものでした。

いつまでも嗅いでいたいほど、魂にしみるような崇高さがあり、優しく、繊細で、香りのノートがシトラス‥フルーティ‥フローラル‥ハーバルと次々に変化しながらもすべてが溶け込んでゆく‥こんな印象の精油に出会ったことはありませんでした。

色に例えるならば金色のヴェールがかかった淡いピンクとグリーン。

女神の精油、神々の精油と呼びたくなる、天上世界に連れ出してくれる芳香です。

こうした香りがあるからこそ、地球にいながら天とつながることができるのだと感じます。

ため息をつきたくなることの多い今、モナルダ精油は確かな「救済」の香りです。

モナルダ精油は、一つの香りのなかにたくさんのノート(香調)が含まれるため、初めてお使いになる方は、まずは単一でアロマペンダントに詰めて胸元から香らせることをお勧めします。

ブレンドするのならば、柑橘系、フローラル系、ハーバル系、樹脂系などがよく合います。

心の疲れ、脳の疲れを感じる時に、優しく寄り添ってくれる香りです。

それにしても、モナルダ精油の香りがこんなにも脳に沁みるとは‥私もやっぱり『相当疲れて』(笑)いるんですね。。