すべてがうまくいく「幸せ」のエッセンス‥桜の開花を前にして、寒暖の差が激しい時期となり、花粉症の症状が出てきている方も多いと思います。

新型コロナウイルスを精油やハーブで対策したいとお考えの方は多く、役立つ情報が発信出来たらいいなと考えています。

よく「効くのはどれですか?」と、訊かれるのですが、自然療法ですから、効くというよりはあくまでも対策、予防とお考えください。

薬理作用の観点から、あるいは伝統的に実証されているもののなかで、これはいいですよ、というものは確かにあるのですが、単に効能だけを取り上げて使うのはホリスティックな観点でのアロマセラピーやハーブセラピーの本質から外れてしまうと私自身は考えています。

先日、ホームハーバリストコースを修了された生徒さんから、このような感想をいただきました。

 

『ハーブを学びながら、いろんなハーブティーやハーブカプセルを飲むうちに、いつの間にかずっと悩まされていた不快な膀胱炎の症状が収まっていました。本当に知らないうちに、気づいたら、、という感じだったので、どのハーブが効いたかは自分でも分からないのですが、ハーブの持つ力は本当に凄いな、、と思いました』

 

そうなんです。

この生徒さんが気づかれたように、ハーブは使っているうちに、自然治癒が起こるのだと感じます。

ハーブで全ての症状が改善するわけではありませんが、タイミング、体質、症状などが、その方にぴたりと一致する時、このような治癒が起こることがあります。

どれが、とか、何の成分が、というよりも、身体と心の全体が整えられるところにハーブの良さがあることに気づくことが、これらの療法の持つ本質だと私は捉えています。

それでも、実際に症状が出て困っている時、急性の時などには効果が期待出来るハーブを中心に摂ると良いため、風邪やインフルエンザが流行る時期に使われているハーブをご紹介します。

ただし、症状に対する効果を保証するものではありませんので、自己責任にてお使いください。

 ★ハーブティーは色も楽しめます。

 

 

風邪やインフルエンザの時に、ハーブをレスキュー的に使いたい場合には、

フィーバーフュー

エキナセア

メドゥスイート

タイム

セージ

これらを普段よりも積極的に摂ります。

 

ハーブを風邪やインフルエンザの予防、対策として使うならば、

エルダーフラワー

カモミールジャーマン

レモンバーベナ

ペパーミント

リンデンフラワー

レモンバーム

ジンジャー

セイロンシナモン

これらを日常的なティーとして飲みます。そして上記のハーブと適宜ブレンドして使うことも出来ます。

カフェインはありますが、緑茶や紅茶、中国茶などもハーブのブレンドに加えても良いですし、これらのお茶も風邪の時期に役立つため、お茶を淹れて飲む習慣そのものが健康維持になります。

 

予防、もしくは病後の回復を早めるために、ビタミンCをたくさん摂りたい時には、

ハイビスカス

ローズヒップ

で補給します。

 

さらに、この時期に気になる花粉症も一緒にケアしたい場合には、

ネトル

アイブライト

などを上記に組み合わせてみると良いでしょう。

いずれも市販で入手しやすい日常的なハーブです。

ご自身の好きなハーブ(味)が分かっている方は、これらのなかから飲みやすい味のものを中心にブレンドすると失敗がありません。

各ハーブに関する禁忌や注意事項、ハーブの詳しい情報は、精油とハーブのプロフィール事典でご確認ください。