すべてが上手くいく「幸せ」のエッセンス‥時々お問合せがあるので、こちらのブログに「善きサマリア人のオイル」についてまとめてみました。
コロナが流行り始めた頃から「善きサマリア人のオイル(油)」を扱っていますか?‥と聞かれるようになりました。
最初に、ヨキサマリアジンノオイル‥と言葉で言われて、それが「善きサマリア人のオイル」だという事を理解するのに2秒くらいかかりました。
その名前の商品は扱っていないので、最初は「恐れ入りますが、ございません」とお答えしていたのですが、いろんな方から聞かれると(あれ?もしかしてうちで扱っていたのかな?)‥と、自分のショップなのにだんだん自信が無くなってきます(^^)
善きサマリア人のオイルの謂れを調べてみると、当然ながら聖書の「善きサマリア人の例え」というお話が出てきます。
強盗に遭って傷ついた人を誰もが見知らぬふりをして通り過ぎていくのですが、たまたま通りかかったサマリア人がオリーブオイルとワインを傷口に塗って介抱してくれた‥さあ、そこで本当に親切な隣人とは誰のことでしょう?‥といったお話です。
★可愛らしくて分かりやすい子供向けの絵がWikipediaにありました。(パブリックドメイン)
画像出典:Wikipedia
オリーブオイルとワインを傷に塗るのは現代だと考えられないかもしれませんが、その時代にはおそらくそれが最善で手厚いケアだったのだろうと思います。
しかし、それが善きサマリア人のオイル、、だとすると、私のショップにはやっぱりありません。
いろいろ調べていって海外サイトにたどり着き、ようやく「Good Samaritan」というブレンドオイルを他社で見つけました。
あ~、これの事だったのですね。
ブレンド内容を見るとショップで扱っているアーティザンのブレンド精油「ロバーズ(盗賊の伝説)」とほぼ同じです。
このロバーズ精油は、中世でペストが流行った時代に患者から盗みを働いていたにもかかわらず、ペスト感染を免れた4人の泥棒たちが身体にしみ込ませていたのが抗感染性の高いハーブを漬けこんだ酢でした‥というお話から来ています。
これをブレンド精油にアレンジしたものが「ロバーズ」です。
どちらかと言えば「善き」どころか「善くない」方の人たち(^^)に由来するのですが、そうした逸話が残されているのもアロマやハーブの伝統だと感じます。
善きサマリア人のオイルと名付けられた精油は、おそらく盗賊のお話の意訳から来ているのかしらと想像しています。
4人の泥棒という意味で「フォーシーブス」とも呼ばれるこのハーブビネガーのレシピはヨーロッパでは伝統的なもので現在でもホームケアなどに利用されています。
それを精油やオイルケア用にアレンジしたものは「シーブスオイル」と呼ばれることもあります。
だいぶコロナの感染者数は減りましたが、これから風邪やインフルエンザの時期ですから、予防ケアのひとつとしてブレンド精油の「ロバーズ」や「太陽と月のBioハーブ」のシリーズがお役に立てると嬉しいです。