先日に続いて浜松医科大学の医療人類学の学生さんからアロマセラピーに関するインタビューを受けました。今年は2回目、アロマセラピーに興味を持っていただいて嬉しいです。

他班は加持祈祷のことを調べるためにお寺に行かれたそうです。護摩焚きの効力を研究するためと聞いて、とても感心しました。私自身も興味あるテーマですから、そのようなお話、私もぜひ聞いてみたいなーと思いました。医のルーツはシャーマニズムですから、そうした祈祷で治癒を行っていた歴史のお話をご住職から聴くのはとても興味深いと思います。アロマセラピーのルーツもやはりシャーマニズムや神への供物に遡りますから、似通っている面があります。

今回は、班長さんがハーブティー大好きの「ハーブ男子」だった(ご自分でティーを淹れるそうです)こともあり、アロマセラピーやハーブに対して活発な質問が続きました。なかには思いがけない質問もあり、視点が面白いなと感じました。

 


「精油は自宅で作ることが出来ますか?」

「えーと、はい、自宅では作れません」

 


このような質問は新鮮ではっとさせられます。どうして自宅では作れないのか、どうやって実際に作るのか、もっと丁寧にお伝え出来たらよかったな、と後から思いました。

スクールの本棚にあった東洋医学の本を見て、アロマセラピーと東洋医学が関係するのかを質問してくれたため、気や経絡のことから始まり、ホリスティックの考えなどもお話させていただきました。

皆さんで熱心にメモを取り、講座の発表に活かしてくださるそうです。

学生さんたちは精油やハーブを「お母さんが使っていた」世代です。お母さんを通じて自然療法に親しんできた次世代が、こうしてまた自然療法に興味を感じてくれる、なんだか感動しますね。良かったらまた来年(の一年生さんたち)もどうぞ、とお声かけしました。

ささやかながら医科大学の学生さんたちのお役に立てることが嬉しいです。