
すべてがうまくいく「幸せ」のエッセンス‥昨年末に公式ショップに加わった調合香「アポ・パントス・カコダイモノス!」のメイキングストーリーです。
「アポ・パントス・カコダイモノス!」って、ちょっと耳慣れない不思議なフレーズですよね。
これは古いギリシャで使われていた魔除けの呪文で、インセンスに関連した魔術のことを調べている時に出会った言葉です。
意味合いは「あらゆる悪霊よ、去れ!」なので、これはとても頼もしい呪文です。
お香の歴史は魔術や魔法、呪文、まじないと結びついているため、お香のことを深く調べれば調べるほど、このような知識を吸収することになり、毎日が楽しく面白いことばかりです。
ちょうど新しい年に切り替わることでもあり、悪しきものをお祓いして、良いものを呼び込みたいと願って考案しました。
薫香材の世界は言ってみればその大半が「魔除け」目的であるため、正解不正解はなく自由に作ることが出来ます。
ホジャリ乳香、マヤンダークコーパル、パロサントの材を中心にハーブやスパイスを加えたこの調合香は前作の「シャーマニック・ドリームス」ほどの重みはありませんが、なかなかディープな仕上がりです。
セントジョンズワートやアンゼリカルートはハーブの世界では聖ヨハネや天使のハーブとして「魔除け」や「気受け」に使われるため、調合香に加えたらより強力になるのではと選択してみました。
もくもくと広がる香煙は保護のための強力な結界を作り、焚く人のオーラやエネルギーフィールドをぶ厚くします。
守られる感覚、安心感、私は大丈夫だという思い、そうしたものを与えてくれる調合香です。
ところで、魔除けのために香を焚き、追い出されるのは自分の外側にいる「悪魔」ではなく、心の内側に潜んでいる自らの「魔」なのだと私はずっと前から感じてきました。
どのようなエネルギーと共鳴するのかはいつでも自分次第。
それでも「魔」の持つ力は時にとても強いため、それに負けないように自分を保ち、良い流れのなかに自ら戻ってゆける、そのような意図を持って作成しました。
私自身、一昨年あたり前から権利の侵害をされていることに気づいたため、昨年は警察署に相談という形を取りました。
担当の方に丁寧に相談に乗っていただき、証拠となるものも保存してもらい、心に安心が広がりました。
私のような仕事をしていると、具体的な困りごとがあれば両手のひらを上に向けて瞑想ばかりしているように思われがちですが(そんなわけないですよ)ほんとに。
現実の行動を起こすことも大切、そして香を焚いて心を鎮めることも同じくらい大切。
「アポ・パントス・カコダイモノス!」は、実は私自身に最も必要な呪文だったのです。
悪魔よ、去れ!
強くなれ、私。
魔に負けない2026年になります。


