すべてがうまくいく「幸せ」のエッセンス‥新型コロナウイルスの影響が強まるなか、以前から抗菌・抗ウイルス作用のあるものとして検索されているのがグレープフルーツ種子抽出物です。

グレープフルーツ種子抽出物(Grapefruit Seed Extract=略してGSE)は、アロマクラフトの世界では、天然保存剤として水分ベース、クリームベース、ジェルベースの手作りコスメの雑菌の繁殖を防ぐアイテムとして知られてきました。

以前にノロウイルスが流行った時に、精油でノロウイルス対策できないものかと考えました。

ところが、ウイルスをやっつけるにはウイルスの細胞膜を破壊する力がないと効力がなく、ノロウイルスには[エンベロープ]というウイルスの膜がないため、精油の抗ウイルス作用が働かない事が分かりました。

アルコールやエタノールもノロウイルスには効力がないため、次亜塩素酸系の消毒剤を購入するしかないと思っていました。

そうしたなかで、当時グレープフルーツ種子抽出物に関する大阪府立公衆衛生研究所の情報を見つけることが出来ました。

下記は大阪府立公衆衛生研究所によるデータの抜粋です。

 

大阪府立公衆衛生研究所において『グレープフルーツ種子抽出物によるノロウィルス代替ネコカリシウィルス不活化効果』を調べたところ、噴霧後10秒以内にウィルスを完全に不活化させました。この結果より、ノロウィルスによる食中毒の防止に有用であることが示唆されました。

 

グレープフルーツ種子抽出物はアロマクラフトの保存の他に、アロマクラフトで使用する容器、道具類なども、このGSEを薄めて消毒に使っています。

天然植物(グレープフルーツの種子)由来で、アルコールに比べて手荒れも少ないですし、グレープフルーツ種子抽出物は食品添加物として使用されるくらいですから、口に入ってもまず安心だと考えられています。

実際に海外ではGSEのカプセル入りサプリメントが売られており、私は自分自身のノロウイルス対策用に取り寄せ購入しています。(幸い、まだ使う機会には恵まれていません)

グレープフルーツ種子抽出物がまったく無毒、絶対安全というわけではありませんが、次亜塩素酸系の薬剤やエタノールが苦手な方には良い選択だと思います。

国内フマキラー社では、このグレープフルーツ種子抽出物入りの除菌アイテム「ウイルシャット ノンアルコール除菌プレミアム」などの3つの商品を販売しています。

ホームセンターやドラッグストアで入手できる商品ですが、今の時期はおそらく売り切れでしょう。。

フマキラー社のサイトによれば、グレープフルーツ種子抽出物とアルカリ成分を組み合わせた自社商品には細菌・ウイルスを99.99%除去!(※ただし、すべての菌、ウイルスを除去できるわけではない)との事です。

抗菌効果が1ヶ月以上持続!と書かれており、これはグレープフルーツ種子抽出物が粘性を帯びているためで、揮発性の高いエタノールとの明らかな性質の違いによるものです。

確かに、グレープフルーツ種子抽出物はベタつきのある水溶性の液体です。

色は淡いベージュ、香りはほとんどありません。(グレープフルーツの香りはしません)

さて、新型コロナウイルスに対して、このグレープフルーツ種子抽出物が予防になるのかどうかですが、これまたフマキラー社のサイトからの転載情報です。

 

フマキラー株式会社(本社:東京都千代田区、社長:大下一明)では、新型コロナウイルスと類似するネコ腸コロナウイルスへのウイルス不活化試験を外部試験機関(一般財団法人北里環境科学センター)にて実施し、当社製品3品について、その効果を2020年2月19日に確認しましたのでご報告します。

ネコ腸コロナウイルスと新型コロナウイルスはウイルス学的に同じコロナウイルス科に分類され、同じ構造をしております。コロナウイルスは脂質二重膜をもつエンベロープウイルスであり、当社製品はこの脂質二重膜を溶解することで、ウイルスを不活化させることができるため、ネコ腸コロナウイルスへの効果を確認した当社製品3品については、新型コロナウイルスに対しても同様の効果を発揮すると考えております。

 

より詳しくはフマキラー社の情報ページをご覧ください。

大手メーカーでは、こうした試験機関を使って研究し、データを公開しているため、アロマクラフトユーザーとっても役立つ情報が閲覧出来ます。

公式ショップサイトで扱いのグレープフルーツ種子抽出物はフマキラー社のものとは違い、グレープフルーツ種子抽出物と植物グリセリンの混合です。

公式ショップではオーストラリアのコスメグレード製品を取り寄せています。

抗菌スプレーを作る場合は、精製水と混ぜてスプレー容器に入れて使います。

グレープフルーツ種子抽出物について感染予防を保証したり、何らかの効果を謳うものではありませんが、このような添加基材があることを知ってもらえるとアロマクラフトの世界が広がると感じます。