暮らしの中のホリスティックアロマケア事典
◆ こんなときにはどのアロマ? ◆
『暮らしの中のホリスティックアロマケア事典』のご案内 ふだんの暮らしに役立つホリスティックアロマケアを事典にしました。 日々の体調管理からスキンケア、メンタルケア、スピリットヒーリングの領域まで、ミセス・ヒロコの18年以上にわたる精油使用歴、講師、セラピスト、ヒーラー経験で得た貴重な臨床例をもとに作成しました。事典にはホリスティック(全人的、包括的)な観点からのアロマセラピー使用方法が掲載されています。 本事典での精油の主な使用方法は一般的な芳香浴、オイルトリートメント、アロマバス、手浴、足浴、座浴、温湿布、冷湿布、吸引法を中心にご紹介しています。皮膚刺激や使用上の禁忌のある精油もあるため、使い方は個々に注意してください。 使用に関しては「アロマセラピーの使い方」もご覧ください。アロマセラピーは特に症状に対しての予防や、気持ちを落ち着かせるリラクセーションのツールとして使うと真価が発揮されます。
■アロマテラピー実践の前に<こちら>を必ずお読みください! ※本事典の内容は新たな臨床例や科学的実証などにより予告なく修正する場合があります。 |
あ行
- 赤ちゃんのケア
- 赤ちゃんにもナチュラルケアとしてアロマセラピーを行うことが出来ます。ただし、その場合には精油そのものは濃縮度が高いため、赤ちゃんには不向きな事が多いものです。本事典では精油そのものよりも、刺激の少ないアロマセラピーの基材を中心に使用することをおすすめします。肌につけるものは精油を入れずに(もし入れてもごく低濃度に)芳香蒸留水、クレイパウダー、シアバター、ホホバオイルなど、赤ちゃんのお肌にも優しい基材を用意し、目的によって使い分けます。おむつかぶれ、ぐずり、夜泣き、風邪、熱、お腹が痛い、虫さされ、かゆみ、すり傷などのケアに役立てられるものがあります。赤ちゃんは使ったことのない物質が初めて皮膚に触れると反応を起こすこともあるため、使用前にはパッチテストを行い、塗布した後の様子を確かめるようにしましょう。禁忌の多い精油、刺激の強い香りの精油は避けてください。
*症状に対してアロマセラピーだけで対応せずに必要ならば医師にご相談ください。
- 精油:
- ラベンダー、ローマンカモミール、ネロリ
- 芳香蒸留水:
- ラベンダーウォーター、ローマンカモミールウォーター、ネロリウォーター、ローズウォーター
- 基材:
- シアバター、ホホバオイル、ココナツオイル、グレープシードオイル、ホワイトクレイ
- アトピー予防
- アトピーの方はお肌のバリア機能が低下して水分量を保てず、かさつく事があるようです。予防として鎮静作用、抗炎症作用のある精油をクリームやキャリアオイルでごく低濃度(1%以下)に希釈して皮膚に軽く塗布して保湿を助けます。過去にアトピー症状のあった方、敏感肌、アレルギー肌の方はパッチテストを必ず行ってください。お肌の水分補給として刺激の少ない芳香蒸留水(アロマウォーター)の使用がよいようです。経験的にはキャリアオイル、バームのように油分ベースのものよりもクリームベース、ジェルベースなどの水分ベースのものの方がアトピーの起きやすい肌の負担にならないようです。
*症状が出ている時には精油やキャリアオイルなどが刺激になることもあるため、使用しないでください。
- アロマバス
- アロマバス(アロマ入浴法)は家庭で手軽に行える基本のアロマテラピーです。お風呂に精油を入れる際には目的に合っていて、なおかつ皮膚刺激が少ないものを選びます。夜ならばぬるめのお風呂でゆったりとリラックス、朝ならば熱めのお風呂でリフレッシュ、元気づける働きのある精油を選ぶと良いでしょう。アロマバスは自律神経の調整を行い、心身の疲れを癒します。
そのまま滴下すると肌がぴりぴりする精油もあります。そのような時にはキャリアオイル、バスベース(リキッドエマルジョン、ポリソルベート20)などに希釈して使用すると皮膚刺激を減らすことが出来ます。天然塩、重曹、クレイなどを入れるとアロマバスタイムが充実します。全身浴で1~5滴、半身浴で1~3滴が目安です。他にも手浴、足浴、座浴などがあります。部分浴は1~3滴までが目安です。
- アンチエイジング
- アロマセラピーはアンチエイジングをサポートします。精油や基材をスキンケアやヘアケアに使うことで若々しい状態を蘇らせ、身体のコンディションも高めてくれます。アロマセラピーは特に長い年月に渡って生活に取り入れて使い続けることで、確かなアンチエイジングの実感を与えてくれる自然療法です。アロマセラピーを取り入れたナチュラルライフは前向きで明るい思考パターンを作り、心と身体の若返りを助けます。
- 精油:
- スキンケア、ヘアケア、体調管理など、目的に沿って選びます。
- 胃が痛い
- ストレスから来ているような胃の痛み、胃がすっきりとしない時には、気持ちをリラックスさせ、胃の働きをサポートする精油を選んで使います。キャリアオイルやクリームベースで精油を希釈して胃のあたりを右回りの円を描くようにしてマッサージします。精油を使った温湿布をお腹周りに当てるのもおすすめです。胃が弱い方は日頃から気持ちをゆったりとさせ、安心感をもたらす精油を使って芳香浴したり、アロマバスに入るのもおすすめです。
*胃の痛みが続く場合には医師にご相談ください。
- 胃もたれ
- 食べ過ぎ、脂っこい食事の後などに消化不良で胃もたれする場合には胃の働きを助け、消化を促進させる精油を選びます。キャリアオイルやジェルベース、クリームベースなどに希釈し、腹部や腸部分をゆっくりと右回りの円を描くようにしてマッサージを行います。柑橘系やスパイス系などのすっきりと爽やかな香りを使うと気分も良くなります。
- イライラ
- イライラする、ヒステリー気味、怒り、苛立ちを感じる時には呼吸を深くして感情を解放できる精油を選びます。苛立っていると自分自身が嫌になることがあるため、自信を回復させるのも大切です。アロマポットを焚いて室内に香らせたり、精油入りのスプレーで気分を落ち着かせます。ストレスが溜まっている時にはリラックスさせる精油を選び、キャリアオイルやクリームに希釈してみぞおち部分(3チャクラ、太陽神経叢)に円を描くように擦りこむのも良いでしょう。ぬるめのアロマバスにゆっくり入る、深呼吸するなどでも気持ちを整えられます。
- インスピレーション
- 精油の香りは右脳を活性化させ、直感を鋭くさせ、インスピレーションやイマジネーションをもたらしてくれます。ひらめき、発明といったものは、ぼんやりとした意識状態で得られることが多く、精油の香りを嗅いでリラックスしている時にはそうした領域と非常にアクセスしやすくなっています。アーチスト、クリエイターの方などは生活に香りを取り入れることで「天からの啓示」を受けやすくなるでしょう。また香りは脳の大脳辺縁系という場所で記憶と密接に結びついているため、香りによって引き出される過去の記憶などがひらめきにつながる事もあるでしょう。インスピレーションに通ずる香りの体験や、精油の香りに対する反応は個々に異なるものです。下記の精油はインスピレーションを開く一例として記載しています。
- インナーチャイルド
- インナーチャイルドと呼ばれる「内なる子ども」を癒すのは潜在意識のレベルから見て大変価値のあることです。大人の自分がもう忘れてしまっている事でも、小さかった頃に戻ってゆく(年令退行)と、そこには傷ついた記憶や悲しかったことが意識の奥深い部分に残っていることがあります。精油の香りは無意識の領域でインナーチャイルドに働きかけてくれます。インナーチャイルドの癒しには受容性を感じさせる甘い香りや心に温かみと安心を与えてくれる香りが適しています。芳香浴などで使用すると良いでしょう。静かな一人きりになれる場所で、目を閉じて、内なる子ども、自分自身のインナーチャイルドを意識して香りを嗅いでみます。
- ウェディング
- 結婚式でのアロマセラピーは祝福と幸福感、明るいコミュニケーションを高めるためとてもおススメです。たくさんの人々が集まる場所ではエネルギーの調整も行ってくれます。アロマセラピーの原料となるハーブには、古来より結婚式と結びつく幸せな香りのエピソードがたくさんあります。精油の香りは気持ちを晴れやかにし、永遠の幸福を刻んでくれます。手袋、ハンカチなど花嫁が身につけるものに垂らして使ったり、ミスト式のデュフューザーで会場に香りを拡散させるなどして使うと良いでしょう。香りは花嫁を守る魔除けにもなります。
- うがい
- 精油を使ったうがいは風邪やインフルエンザなどの感染症の予防を行います。抗菌作用、抗ウイルス作用のある精油を選び、コップ1杯の水に1滴垂らしてよくうがいして吐き出します。
うがいの後にお水でもう一度口中をゆすいでください。精油を飲み込まないように注意します。*マウスウォッシュは「か行 口臭予防」も参考にしてください。
- うつ気味
- 気持ちがうつうつとして塞ぎこむような場合には、心を明るく軽やかにする精油を選んで芳香浴をします。ティッシュに垂らして深呼吸しながら香りを嗅ぐのもよいでしょう。胸元にクリームやジェルで希釈した精油を擦りこんで香りを楽しむのも気持ちを明るくしてくれます。経験的にラベンダー・トゥルーやサンダルウッドの精油は、うつ気味な時にかえって気持ちを下げる事もあったため、慎重に使用してください。
- オーラの調整
- オーラはヒーリング的な考えでは身体の一部であり、身体とつながる目に見えないボディの一部として捉えられています。何層ものオーラが身体の周りに存在し、ボディだけではなく、メンタル、ソウル、スピリットの領域にもつながっているとされています。精油や芳香蒸留水などを用いてオーラの調整を行うことが出来ます。精油をキャリアオイルなどで希釈して手のひらに取り、体表から数cmの所にあるオーラをなぞるようにマッサージしたり、芳香スプレーをオーラに吹きかけるなどして使います。オーラの状態は常に変化しているため、その時々のリーディングや直感で感じとった香りを選んで使用すると良いでしょう。
- 精油:
- リーディング、直感で選んだもの
- 芳香蒸留水:
- 同じくリーディング、直感で選んだもの
- オイリー肌のケア
- オイリー肌(脂性肌)の方は皮脂分泌が過剰となり、べたつきやてかりが気になることがあります。毛穴の開きには肌の引き締め(収れん)や皮脂分泌の調整を助ける精油や基材を選びます。肌の深部まで洗浄し、ディープクレンジングのためのクレイパックを週1回ほど行うのも良いでしょう。オイリー肌はお肌の水分が足りないことで皮脂過剰となる事があるため、アロマウォーターで水分を与えるのも良いケアになります。洗面器にお湯を張り、蒸気をお顔に当てるフェイシャルスチームに精油を滴下したり、ローションマスクにアロマウォーターを湿らせてパックするのもよいでしょう。
- 精油:
- サイプレス、ローズマリー・バルベノン、ゼラニウム、シダーウッド
- 芳香蒸留水:
- ラベンダーウォーター、ローズマリーウォーター、ウイッチヘーゼルウォーター
- クレイ:
- グリーンクレイ、イエロークレイ、ベントナイトクレイ
- オイルマッサージ(オイルトリートメント)
- オイルマッサージ(オイルトリートメント)はアロマセラピーを行う上で大変価値のある方法です。セルフケアで部分的に自分にオイルマッサージ(オイルトリートメント)を行う他、家族にマッサージしてあげることも出来ます。気になる箇所に部分的に行う他、癒しやリラクセーション目的で全身に行うなど、使い分けします。使用目的に合わせて精油をキャリアオイルにブレンドし、手のひらで皮膚に塗布しながら軽く擦るようにしてマッサージします。部分に使用するなら5ml~10ml、全身マッサージは女性で20ml、男性で30mlが目安量です。なお、精油を入れなくてもオイルマッサージは可能です。オイルだけでも心地よいリラクセーションになります。
- 精油:
- 使用の目的に合わせたもの。推奨希釈濃度は1%(~上限で2.5%:キャリアオイル10mlに対して精油2滴~5滴)
*濃度が高いほど肌への刺激性は高くなるため注意します。 - キャリアオイル:
- 一般的なキャリアオイル(スイートアーモンドオイル、マカダミアナッツオイル、ホホバオイル、グレープシードオイル、マッサージベースオイルなど)
◆精油1%濃度希釈早見表◆
キャリアオイル 10ml 希釈濃度 1% 精油 合計2滴 キャリアオイル 20ml 希釈濃度 1% 精油 合計4滴 キャリアオイル 30ml 希釈濃度 1% 精油 合計6滴 *トリートメントにおける精油の希釈濃度*
精油の希釈濃度は本によっても、アロマスクール、協会によっても解釈はさまざまであり、統一はされておりません。ここ最近の日本では1%希釈濃度の推奨が定着しつつありますが、セラピストや団体によっては、それ以上のパーセンテージで行うこともあります。精油の原液使用に関しても肌刺激が強いため不可とする考えから、原液を希釈せずに皮膚に塗布する考えまであり、一様ではないのがアロマセラピーの世界です。日本人と外国人とでは肌質や文化風習が異なることもあり、日本人と外国人の著書でも希釈濃度の解釈は変わってきます。また、自己責任のうえでセルフトリートメントで使うのか、サロンで一般のお客様に対して使うのかによっても精油濃度の解釈は変わってきて当然だと感じます。精油そのものも比較的肌刺激が穏やかなものから、刺激性の強いものまであり、香りの強弱もそれぞれに異なります。それ以外にもアロマセラピーを行う方の個々の精油への理解度や精油使用歴の長さも関係してくると感じます。皮膚に塗布する範囲も、部分トリートメントか、全身トリートメントか、使用目的がリラクセーションか、痛みの緩和などのアロマケア目的か、ボディ用か、フェイシャル用か、によっても精油濃度の解釈が変わるのも当然と言えます。このようにいちがいに言えないのが希釈濃度ではありますが、以下の参考例を目安としてご覧になり、個々に安全なトリートメントをお楽しみください。なお、本事典では精油の希釈濃度の推奨を1%~上限を2.5%としています。
参考例
トリートメント初心者 1%濃度 安定期以降の妊婦 1%濃度、もしくはそれ以下 敏感肌などの方 1%濃度未満から試してみると良いでしょう セルフトリートメント 1%濃度、慣れてきたら上限2.5%濃度を目安に サロントリートメント 1%濃度、肌質や場合によってはそれ以下で 全身トリートメント 1%濃度 部分トリートメント 1%濃度、部分、局所使いは上限2,5%濃度を目安に リラクセーション目的 1%濃度 アロマケア目的 1%濃度、様子を見て個々の判断で上限2,5%濃度を目安に フェイシャル使用 1%濃度、もしくはそれ以下 刺激の穏やかな精油 1%濃度、部分、局所使い、慣れている方は上限2,5%濃度を目安に 刺激の強い精油 1%濃度、もしくはそれ以下から試してみると良いでしょう
- お腹が張る
- お腹にガスが溜まる、お腹が張る場合には、腸内ガスの排出を助ける精油を選んで使います。 クリームベースやキャリアオイル、ジェルなどに希釈して腹部まわりに擦りこみます。精油を使った温湿布をお腹に当てるのも良いでしょう。
- おまじない
- 香りはその歴史のなかでしばしば呪術(おまじない)に使われてきた側面を持っています。
香りは宗教儀式や占いの世界でも、予言、御託宣といったものにも通じる不思議なパワーを持つ触媒とされてきました。祈りやお願いごとの際に精油を焚く事で神聖な気持ちになれる時間を作ります。日常のなかではオイルトリートメントの際に「よく効きますように」とおまじないしたり、お気に入りのブレンド精油をアロマペンダントなどに入れて「お守り」として使うのも良いでしょう。おまじないが自己暗示となって潜在意識のレベルから安心出来るでしょう。おまじないには自分が好きな香りを選ぶのが一番です。
か行
- 介護ケア
- 介護ケアを行う際に精油の香りはとても役立ちます。使用に際しては、介護を受ける方と主治医の了解を得たうえで、精油を芳香浴や足浴、手浴、アロマバス、湿布法、オイルトリートメントなどで使用出来る場合があります。抗菌作用、消臭作用のある精油でお部屋のスプレーを作るほか、介護する側の疲労やストレスの軽減、解消法としてもアロマケアを行うのは大変価値があります。
*高齢の方への精油使用は濃度を通常よりも下げてお使いください。
- 過食気味・拒食気味
- 過食気味、拒食気味など食行動の乱れの調整には中枢神経系をバランスさせる香りで芳香浴します。リラックス作用のある精油を使ったアロマバスやトリートメントも助けになるようです。
過食の場合には鎮静作用のある精油をティッシュに垂らして嗅ぐと気持ちがおさまる事があるようです。拒食の場合には食事の場所で柑橘系の精油の香りを流すと食欲が出てくることがあります。食行動の乱れ、摂食障害の原因となる強いストレスや根深い心の問題がある場合には専門家に相談されるのをおすすめします。
- 肩こりの予防、緩和
- 肩こりの予防と緩和には筋肉の緊張を和らげ、血行促進を助ける精油をキャリアオイル、ジェル基材などに希釈して肩、背中、首などに塗って軽くマッサージします。身体を温める作用のある精油をお風呂に入れる、手浴するなども良い方法です。肩や首筋に精油を使った温湿布を当てるのもおすすめです。ストレスから来る肩こりの場合には、リラックス作用のある精油をアロマバス、オイルトリートメントに使用すると良いでしょう。目の疲れから来る肩こりは「ま行 目の疲れ」をご覧ください。
- 風邪の予防、緩和
- 風邪の予防には抗菌、抗ウイルス作用のある精油をミスト式のデュフューザーで室内に拡散させて使います。精油を用いたうがい(「あ行 うがい」)も良いでしょう。風邪をひいてしまったら、熱、せき、痰、のどや関節の痛みなどを緩和する精油を選んで使います。病後には元気を回復させ、免疫力をサポートする精油でケアします。
- 精油:
(予防)芳香浴 - ティートリー、ユーカリ・ラディアータ、ユーカリ・グロブルス、ユーカリレモン、ペパーミント、レモン、タイム・リナロール、シナモンリーフ、ニアウリ、ラベンサラ
- (熱)冷湿布
- ペパーミント、ユーカリ・ラディアータ、ユーカリ・グロブルス、ローマンカモミール、ジンジャー、パルマローザ、ローズウッド
- (せき)芳香浴
- ティートリー、レモン、ペパーミント、ユーカリ・ラディアータ、ユーカリ・グロブルス、シダーウッド、サイプレス、ラベンサラ
- (痰)吸引法
- ユーカリ・ラディアータ、ユーカリ・グロブルス、ティートリー、ニアウリ、レモン、パインスコッチ、ミルラ
- (鼻づまり)吸引法、マスクに垂らす
- ユーカリ・ラディアータ、ユーカリ・グロブルス、ティートリー、レモン、ペパーミント、マートル
- (のどの痛み)ジェルに希釈して塗布
- ユーカリ・ラディアータ、ユーカリ・グロブルス、ティートリー、ペパーミント、ジンジャー、ラベンダー・トゥルー、サンダルウッド
- (関節の痛み)オイルに希釈して塗布
- マジョラム、ジュニパーベリー、ジンジャー、ローズマリー・シネオール
- (病後の回復)足浴、トリートメント
- マジョラム、ジュニパーベリー、ティートリー、ローズマリー・シネオール、パルマローザ、ユーカリレモン
- 精油:
- 家族のケア
- 家族のケアはアロマセラピーを行ううえでとても価値あるものです。病気の予防、ストレスの解消、リラクセーションなどを目的に精油を使うと家族の体調管理になります。香りによって家庭内の雰囲気が和らいだり、オイルトリートメントを通じてスキンタッチングの貴重な時間が持てます。精油以外にも芳香蒸留水、キャリアオイルなどの基材も数種類の用意があると家族のケアに役立ちます。
- 悲しみ
- 精油は悲しみを癒す非常に価値あるものです。悲嘆感情を癒すグリーフケア、グリーフワークに香りを添えて行うと感情が解放されます。古来より葬儀で香が焚かれたのは、香りが悲しみを癒すのに有効なものだと知っていたからだと思われます。失恋や死別など理由の分かっている悲しみの他、理由の分からない悲しみの感情にも精油の香りは役立ってくれるようです。基本的には好きな香りを選びますが、お香などで使われてきた心を鎮め落ち着かせる香りも良いでしょう。
- 花粉症の予防、緩和
- 特定の花粉によって、目のかゆみや鼻づまりなどのアレルギー症状の予防や緩和を行います。
精油は抗菌作用、空気の清浄作用、炎症を緩和する作用のあるものを選びます。すっとする香りは鼻づまりを楽にして、気分も良くします。アロマポットなど芳香浴で使用する他、マスクに1滴垂らして使用すると良いようです。目の周りがむずむずする場合は精油だと刺激が強いためアロマウォーターを使用すると良いでしょう。花粉の飛ぶ時期の前からアロマケアで体調を整えておくのも大切です。アレルギーには腸と免疫が関係しているという説もあるため、腸の状態も整えておくと良いようです。- 精油:
- ユーカリ・ラディアータ、ユーカリ・グロブルス、ティートリー、ペパーミント、ニアウリ、ラベンサラ
- 芳香蒸留水:
(目のかゆみ) - ラベンダーウォーター、ローマンカモミールウォーター
- 感情の解放
- 精油の香りは感情の解放をサポートしてくれます。感情は潜在意識から上ってくる大切なサインです。自然に湧いてくる感情を抑えつけることなく、時には適切な相手に気持ちを聴いてもらうことも解放につながります。日々のなかで感情をなるべく溜め込まないようにして暮らすことで身体までもが楽になることがあります。精油を使う場合にはティッシュに1滴垂らして深呼吸しながら自分の気持ちに素直になり、息を吐き出す時に感情を一緒に吐き出すイメージで行います。感情の解放には柑橘系の爽やかな香りやミントなどのすっきりとする香り、自分にとって安心出来る香りなどが良いでしょう。アロマウォーター(芳香蒸留水)を自分の周りにしゅっとスプレーして深呼吸するのもおススメです。感情はみぞおち部分(3チャクラ)に溜めこまれるため、その部分に手を当てながら深呼吸すると良いでしょう。
- 関節痛のケア、緩和
- 関節痛、腱鞘炎などの場合は、鎮痛作用、抗炎症作用のある精油を選びます。炎症を起こす痛み物質の排出を助けるため、血行循環を促進させる精油をキャリアオイル、クリーム、クレイジェルなどの基材に希釈して軽く塗布します。キャリアオイルよりもクリームやジェルの方が身体への吸収が早まるようです。痛み物質の吸着と排出を助けるためにクレイパックを行うのも良いようです。
*痛みや腫れの症状に対して精油だけで対処せず必要ならば医師にご相談ください。
- 精油:
- ユーカリ・ラディアータ、ユーカリ・グロブルス、ラベンダー・トゥルー、ジュニパーベリー、マジョラム、ミルラ、ヤロウ、カレンデュラCO2、ウインターグリーン
- クレイ:
- グリーンクレイ、イエロークレイ、ベントナイトクレイ
- 乾燥肌のケア
- 皮脂分泌を活性化させ、お肌に水分を補給するのがアロマケアのポイントです。肌の自然な蘇生を促す精油を選び、アロマコスメ、フェイシャルマッサージなどで使います。お湯を張って精油を滴下した洗面器でのフェイシャルスチームやローションマスクなどで芳香蒸留水を使用するのもおススメです。キャリアオイルも乾燥肌用にブレンドするとさらに良いでしょう。
- 精油:
- ローマンカモミール、ローズ・オットー、フランキンセンス、ミルラ、サンダルウッド、キャロットルートCO2、ネロリ、パルマローザ
- キャリアオイル:
- ローズヒップオイル、イブニングプリムローズオイル、ボリジオイル、マカダミアナッツオイル、アボカドオイル
- 芳香蒸留水:
- ローズウォーター、ネロリウォーター、ローマンカモミールウォーター
- 感染症の予防
- 細菌(バクテリア)、ウイルス、真菌による感染症の日常的な予防を行います。家族内での風邪やインフルエンザなどの感染を防ぐためには抗菌、抗ウイルス作用のある精油をアロマポットで焚いたり、室内にスプレーをすると良いでしょう。予防のうがいのお水に1滴垂らしたり、手洗いのハンドソープに精油を入れて使うのも良いようです。真菌(水虫など)の感染を予防するには抗真菌作用のある精油をバスマットなどにスプレーしたり、足浴などで使用します。
- 記憶力
- 記憶力を高めたい、もの忘れが多くなった、という場合には、中枢神経系に作用する精油を芳香浴などで生活に取り入れます。アロマペンダントなどに詰めて携行したり、ティッシュに1滴垂らしてポケットに入れておくのもよいでしょう。覚えたことを忘れたくない、試験を控えた学生、受験生にもおススメです。集中力を高め、頭をすっきりとさせてくれます。
*中枢神経系に作用する精油はてんかんの方など注意が必要なものがあります。
- 切り傷のケア
- 切り傷には傷口に抗菌作用のある精油を加えたお水でスプレーするなどしてケアします。
その後に細胞の修復を助ける精油をバームなどに希釈して塗布します。抗菌作用、収れん作用のある芳香蒸留水を直接スプレーしてもよいでしょう。- 精油:
- ラベンダー・トゥルー、ティートリー、カレンデュラCO2、キャロットルートCO2、キャロットシード、マヌカ、ミルラ
- 芳香蒸留水:
- ウィッチヘーゼルウォーター、ラベンダーウォーター
- 緊張感
- 緊張感やプレッシャーが続くと自律神経の交感神経が優位になり、心身のリズムを崩すことがあります。心を安らげ、呼吸を深くしてくれる精油をティッシュに垂らして深呼吸したり、芳香浴で使用します。足浴、手浴、ぬるめのアロマバスにゆっくり入る、眠る前にオイルトリートメントを行ってリラックスタイムを持つのも緊張感を解消させるよい方法です。
- 筋肉痛の予防、緩和
- 激しい運動をするなどして筋肉に負担がかかった場合、細胞内の酸素補給が間に合わず、代謝の過程で痛みやだるさが起こる事があります。オイルトリートメントを行うと血行循環が促進され、痛み物質の排出を助けます。運動の前後に行うと筋肉痛の予防にもなりよいでしょう。ぬるめのアロマバスにゆっくりと入ったり、下記の精油を加えたクレイジェルやクリームを筋肉痛の部分にすり込むのもよい方法です。
- 唇のケア
- 汗腺、脂腺がないため乾燥しがちな唇はキャリアオイルやみつろうバーム、シアバターなどの基材でケアします。指先に少量取ってリップマッサージを行います。基材だけでも十分ケア出来ますが、ごく低濃度の希釈で精油を入れても良いでしょう。
- グラウンディング
- グラウンディングはヒーリングや精神世界の言葉として「地に足がつく」「地球とつながる」「安定する」などの意味で使われています。精油をキャリアオイルやクリームに希釈してベースチャクラ(1または2、尾てい骨、下腹部)や足の裏に塗布するとグラウンディングの感覚を強めることが出来ます。地球とつながり、精神安定性を強化し、文字通り「根づく」感覚をもたらします。グラウンディングのための精油は土を思わせる、木や根から抽出された精油、樹脂や心材から抽出されたどっしりと安定感のあるエネルギーを持つものを選ぶと目的にかないそうです。
- クリスタル
- クリスタル(水晶、パワーストーン)とアロマセラピーは非常に相性のよいもの同志です。 精油とクリスタルのバイブレーションの性質はそれぞれ異なるのですが、お互いを補完しあえる働きをします。クリスタルの浄化には精油と精製水で作ったスプレーをする、もしくは芳香蒸留水(アロマウォーター)がおススメです。クリスタルが吸収した不要なエネルギーをクリーニングするためにクリスタルに1~2回スプレーして使います。反対に精油の瓶をクリスタルのクラスター(原石)やさざれ石の上に置いておくと浄化やエネルギーチャージになります。
*水分が苦手なクリスタルにはアロマウォーターやスプレーは避けてください。
- 月経痛の予防、緩和
- 月経時に下腹部に起こる痛みは子宮の収縮によるものと言われています。通経作用(生理を誘発させる)や鎮静、鎮痛作用のある精油を使って下腹部や腰をオイルトリートメントします。生理の始まる1~2週間前から行うと楽になるようです。ストレスなどから月経痛が引き起こされる事もあるため、そのような場合はリラックスする精油を選んでアロマバスや芳香浴を行うと良いでしょう。月経痛の緩和として精油を使った温湿布を下腹部や腰部に当てるのもおすすめです。
- 月経不順
- 平均的な月経周期は25~45日(基本は28日ですが個人差があります)と言われていますが、精神的なストレスや生活リズムの乱れ、過剰なダイエットなどでホルモンバランスが安定せずに月経不順が起こることがあるようです。ホルモンバランスを調整し、ストレスを緩和する精油を選び、芳香浴、アロマバス、オイルトリートメントなどで使用します。
*無月経については、ま行「無月経」へ
- 下痢
- 体質に合わない食事やわるいものを食べた場合には、不要なものを排泄するために下痢をする事があります。胃腸の調子を整える精油を選んで腹部にトリートメントなどで使います。緊張感やストレスから下痢と便秘をくり返す場合には、自律神経の状態を整え、ストレスを和らげる精油を選びアロマバスやオイルトリートメントなどで使用します。お腹を温める温湿布に精油を使うのも良いでしょう。
- 高血圧症の予防
- 一般に高血圧症と呼ばれる本態性高血圧の原因はさだかではありませんが、生活習慣が関与していると言われています。ストレスを減らす、生活リズムを健康的にする、リラックスすることなどが予防のポイントです。芳香浴やぬるめのアロマバス(半身浴)に精油を垂らしたり、オイルやクリームに希釈した精油を胸元に軽く塗布して香りを嗅ぐなどして使います。
*高血圧の方のオイルトリートメント(マッサージ)は、血行促進の結果、心臓や血管に負担をかける可能性があるため行わないようにします。
- 口臭予防
- 口臭の原因には匂いの強い食べ物の他、虫歯、歯周病などの口中の細菌、胃腸の不調から来る場合などがあるようです。抗菌作用のある精油とウォッカなどのアルコール類とお水と混ぜてマウスウォッシュを作り口中をすすぎます。マウスウォッシュには口の中に入れても気にならない爽やかな香りを選ぶようにします。マウスウォッシュは口中をすすいだら吐き出し、お水でさらにすすぐようにして使います。
- 口内炎
- 口内炎には炎症を鎮め、癒傷や鎮痛、抗菌作用がある精油をコップの水に1滴垂らして口中をすすぎます。口の中に入れても気にならない爽やかな香りを選びます。※飲み込まないようにしてすすぎ、その後に水でさらに口中をすすいでください。
- 興奮・気持ちが高ぶる
- 興奮状態、気持ちが高ぶってハイになっている時には、気持ちを落ち着かせ、バランスを取ってくれる精油を選びます。ハイになり過ぎた後に反動で落ち込み、憂うつがやってくる事もあります。情緒不安を和らげるために芳香浴やアロマバス、オイルトリートメントなどで使います。
- 幸福感
- 幸福感はエンドルフィン、エンケファリンなどの神経伝達物質によってもたらされます。幸福感を高めるには気持ちの高揚作用のある精油を選び、芳香浴やアロマバス、オイルトリートメントなどで使うと良いでしょう。クリームなどに希釈して胸元に擦りこむのもおススメです。
- 精油:
- クラリセージ、ジャスミンアブソリュート、ローズ・オットー、ローズ・アブソリュート、イランイラン、グレープフルーツ、ベルガモット、ゼラニウム、ローズウッド、パルマローザ
- 更年期のサポート
- 40代の後半~50代の半ばにかけて女性ホルモンが減少し、心身が大きく変調します。年令的にも子どもの独立などの人生的な変化と重なり、ストレスを感じやすい時期です。人によっては多汗、ホットフラッシュ(顔面の紅潮)、情緒不安、頭痛などの更年期障害と言われるような症状が出ることがあるようです。精油は気持ちを明るくさせ、ストレスを和らげ、ホルモンバランスを調整するものを選びます。芳香浴、アロマバス、オイルトリートメントなどで使います。 女性ほど知られていませんが男性にも更年期があります。男性ホルモンの減少により、40代半ばから疲れや無気力などが気になり始めたら、注意してアロマケアで予防しましょう。
- 孤独感
- 孤独、寂しさ、空しい気持ちには心を温め、なぐさめと安らぎをもたらす精油を選びます。芳香浴やアロマバス、オイルトリートメントなどで使用します。
- 精油:
- ジャスミンアブソリュート、ローズ・オットー、ローズ・アブソリュート、ネロリ、ローマンカモミール、ラベンダー・トゥルー、ベルガモット、オレンジスイート、タンジェリン、マンダリン、マジョラム、パルマローザ、ベルガモットミント、ローズウッド、ベンゾイン
- 子どものケア
- お子さんにもアロマセラピーを行うことが出来ます。ただし使用量は大人の半分かそれ以下にして、刺激の強い香りや皮膚刺激の強い精油は避けます。禁忌の多い精油も避けた方が良いでしょう。優しい香りの精油、お子さんが好む香りを用いて、芳香浴やアロマバス、湿布法、オイルトリートメントなどで使用します。精油の代用として刺激が少ないアロマウォーターも良いようです。精油を入れずにキャリアオイルやクレイなどの基材だけで使えるものもあります。その他にも虫さされ、スキンケア、すり傷、かゆみ予防などにも使用出来ることがあります。 成長にともなう痛みや小さなお子さんの理由の分からない痛みなどにはあくまでも補助的にですが、アロマセラピーがサポートになる場合があるようです。
*発熱、風邪、腹痛、湿疹、痛みなどの症状には精油だけで対処することなく、医師にご相談ください。
- コミュニケーション
- 心に明るさを与え、自然で楽しいコミュニケーションを促してくれる明るく爽やかな香りを選びます。人が集まる場所、リビング、ティールーム、パーティ会場などは香りがあると気持ちを和ませます。ミスト式デュフューザーで芳香浴すると香りが拡散されます。レストランや食事をする場所で香りを焚くと、会話がはずんで食事が一層美味しくなります。
さ行
- 催眠療法
- 催眠療法(ヒプノセラピー)に精油の香りを組み合わせることは非常に価値ある方法です。 香りそのものがごく自然に潜在意識に入ってゆく性質を持っているため、暗示や誘導に対して入りやすい雰囲気を作ることが出来ます。精油の香りを五感を開いてゆくイメージワークに使うことも出来ますし、暗示を潜在意識に固定させる(アンカー)役目としてリラクセーションや前向きな自己イメージの定着などを助けます。ヒプノセラピーを行う方は各精油の持つ効能への理解を深められるとさらに価値ある使い方が出来ることでしょう。
- 痔の予防
- 痔は高齢の方以外に若い方でもかかることがあるようです。予防としては、血行循環促進をするのがアロマケアのポイントです。血行循環促進を助ける精油をアロマバスに入れたり、座浴(お尻のお風呂)でお尻を温めるなどして痔を予防します。
- 時差ぼけ(ジェット・ラグ)
- 時差ぼけは飛行機で海外に出かけた時に時差によって体内リズムに乱れが生じた状態です。乱れを元に戻すサポートとして、朝と夜のオンオフを切り替えられるような精油を選んで芳香浴やアロマバスなどで使います。
- 精油(朝):
- ローズマリー・シネオール、ユーカリ・ラディアータ、レモン、セージ、バジル、ブラックペッパー、パインスコッチ、ジュニパーベリー
- (夜):
- ラベンダー・トゥルー、ネロリ、イランイラン、クラリセージ、フランキンセンス、パチュリー、ベチバー
- 思春期のサポート
- ティーンエイジャーと呼ばれる10代の頃は、気持ちが揺れ動く事の多い不安定な時期です。 進路や勉強、自分の容姿に関する事、恋や友人関係など、多感で悩みの多い時期でもあります。 親と衝突したり、不安定になりがちな心と身体をサポート出来るよう、安心感をもたらす爽やかな香りの精油を選びます。芳香浴やアロマバス、オイルトリートメントなどで使います。
- 失恋
- 失恋した時には悲しみを癒すと同時に失恋に伴う怒り、憎しみ、後悔、妬み、執着、不信、寂しさなどの自然な感情をたくさん解放してくれる精油を選びます。辛い感情が湧いてきたらティッシュに垂らした精油を嗅いで深呼吸します。辛さを我慢したり、無理に気持ちを抑える事をせずに解放してあげましょう。ハート部分やみぞおち部分を中心に、クリームやキャリアオイルで希釈した精油を擦りこむのも良い方法です。失恋の痛手が回復し、気持ちが落ち着いたら、自信を回復させる香りを選んで芳香浴やアロマバスなどで使うと良いでしょう。
- しみのケア、予防
- しみは紫外線の浴び過ぎと皮膚のターンオーバー(28日周期の新陳代謝)の乱れによって起こることがあります。皮膚の蘇生を促すためにローション、クリーム、美容液などのアロマコスメに精油を加えて日々のお手入れで使います。フェイシャルマッサージを行うのも血行が良くなり、皮膚のターンオーバーの正常化を助けます。芳香蒸留水(アロマウォーター)を加えたクレイパックなどでお手入れするのも良いでしょう。
- 精油:
- ネロリ、ローズ・オットー、ラベンダー・トゥルー、ローズマリー・バルベノン
- 芳香蒸留水:
- ローズウォーター、ネロリウォーター、ラベンダーウォーター
- しもやけ
- しもやけは血行循環が低下し、身体の末端部まで血液が送られないことで起こるようです。血行循環促進を助け、身体を温める作用のある精油を選びます。足部分ならば足浴、手ならば手浴で使用します。しもやけになりそうな時に予防として使うことも出来ます。
- 精油:
- ラベンダー・トゥルー、マジョラム、ジンジャー、オレンジスイート
- 集中力を高める
- 集中力を高めて勉強や仕事に向かいたい時は爽やかにリフレッシュさせる香りを選んで芳香浴で使います。頭の中をすっきりさせ、思考力を高める精油をティッシュに垂らして嗅ぐのも良いでしょう。ジェル基材やクリーム基材に希釈して少量を頭皮やこめかみに擦りこむのもおススメです。 爽やかな香りのアロマウォーターやスプレーを頭上からしゅっと軽く吹くのも良いでしょう。
- 静脈瘤の予防
- 静脈瘤は長時間の立ち仕事などをきっかけにして出来ることがあります。静脈瘤の予防には血行を促進し、リンパの流れをよくすることがケアのポイントです。予防にオイルトリートメントを行う際には身体の末端部から心臓に向かって、優しく流すようにして行います。温める作用のある精油を入れたアロマバスもおススメです。
- ショック
- 心に受けた衝撃を和らげ、気持ちを落ち着かせてくれる精油を選びます。その場ですぐにティッシュなどに垂らして香りを嗅ぐとよいでしょう。ショックな出来事にまつわる感情を解放させられるような精油を芳香浴やアロマバスで使うと良いでしょう。
*深刻なトラウマとなるようなケースは専門の医療機関にご相談ください。
- 食欲がない
- 食欲がない、食が細い場合には柑橘系やミント、スパイスの香りなどが食欲を増進させてくれます。その他にもハーブとして調味料など料理に使うものは精油としても食欲を増す働きがあります。芳香浴で使うか、キャリアオイルやジェルなどに希釈して胃のあたりに擦りこみます。
- 自律神経の調整
- 自律神経は交感神経と副交感神経のバランスによって調整されています。スイッチのオンオフのようにどちらかが優位の状態に保ちながら身体のリズムを維持しています。ストレスなどによってこのバランスが崩れると自律神経が失調気味となり、心身にさまざまな不調が出てきます。 自律神経には脳の視床下部のホルモンバランスが深く関わっています。アロマセラピーで自律神経をバランスさせるには、リラックス(副交感神経)する精油と活性化(交感神経)する精油を組み合わせて使うと良いでしょう。朝~日中と夕方~夜、仕事と休日などのオンオフのモードに合わせて、メリハリをつけて芳香浴、アロマペンダント、アロマバス、オイルトリートメントなどで使用します。
- 深呼吸
- このアロマケア事典には精油を嗅いで深呼吸する方法がいくつか書かれています。深呼吸、呼吸法によって自律神経を調整することが出来ます。呼気と吸気によって酸素と二酸化炭素が入れ替えられ、体内の細胞のすみずみまで新鮮な酸素を巡らせ、血液、リンパの循環を促します。また呼吸によってプラーナと呼ばれる生命エネルギーが心身魂に巡ってゆきます。 ティッシュに精油を1滴垂らして鼻先で軽く振りながら意識的に深い呼吸を行うことで、感情が解放されてゆきます。深呼吸の際はゆっくりと息を吸い、特に息を吐く時には、ゆっくりとなるべく長く吐くことに意識を集中して行いましょう。吸う時にお腹に息をため、吐く時にお腹をへこませる腹式呼吸を行うとエネルギーの巡りがよくなります。精油は柑橘系やすっきりする爽やかな香りがおススメです。気持ちを落ち着けるためにリラックス作用のある精油も良いでしょう。
*てんかんや中枢神経に関わる病気のある方は精油を鼻先で直接嗅いで芳香を吸入するのは避けてください。
- 人生の転機
- 転職、就職、卒業、入学、引っ越し、転勤、結婚、異動、昇進、引退など、人生の転機となる時にはそれがたとえ喜ばしい事であってもやはりそれなりのストレスを感じるものです。環境の変化についてゆくのにもエネルギーを使います。人生の節目となる時には物事の移行に伴うストレスを和らげ、気持ちを安定させる精油を選びます。芳香浴やアロマバス、オイルトリートメントなどでケアします。
- 心配、不安
- 心配や不安などの思いを解消するには柑橘系などの爽やかな香りやリラックス作用のある精油で深呼吸を行います。感情はみぞおち部分(太陽神経叢)に溜めこまれる場合があります。太陽神経叢は自律神経系とも関わりがあるとされています。息を吐き出す時には不要な感情も一緒に吐き出すようなイメージで手をみぞおち部分に当てて「ふ~っ」と大きく吐き出してみます。深呼吸には精油をティッシュに1滴垂らして使います。心配・不安の気持ちが胃腸の働きを下げることがあるので、クリームベースやジェルベースなどに希釈して胃のあたり(3チャクラ)に軽く擦りこんで使うのも良いでしょう。
- スキンケア
- 皮膚、髪、爪を含めてすべてのスキンケアにアロマセラピーを行える場合があります。頭皮から顔、ボディまでクリームベースやローションベース、アロエベラジェル、みつろうバーム、キャリアオイルなどの基材に精油を希釈して塗布することで乾燥を防いだり、皮膚をきれいするのを助けます。基材としてのキャリアオイルや植物バター類は肌に浸透吸収され、クリームやジェルなどは肌の表面をラップします。ボディ用、フェイシャル用、ヘア用と目的別に基材や精油を選んで使うとよいでしょう。アロマコスメ、フェイシャルスチーム、湿布法、マッサージなどで使うことが出来ます。 肌タイプ別に「あ行 オイリー肌のケア」、「か行 乾燥肌のケア」、「さ行 成熟肌のケア」、「な行 ニキビ肌のケア」、「は行 敏感肌のケア」などを参考にしてください。
- 頭痛の予防、緩和
- 頭痛にはさまざまな原因があるとされています。鎮痛、鎮静作用のある精油をクリームやジェルなどに希釈し、少量をこめかみや痛む部分に擦りこんで使います。肩こりから来る頭痛には肩や首筋などに軽く塗布して揉んだり、温湿布を行うと良いようです。リラックス作用のある精油で手浴を行うのも良いでしょう。ストレスや疲労から来ている場合はリラックス作用のある精油を入れたアロマバス、トリートメントを行い身体を十分に休めることをおすすめします。
*深刻な病気の可能性もあるため、精油を使うのはあくまでも医療の補助としてお使いください。
- ストレスケア
- ストレスには暑さ寒さなどの外的な要因によるものから、人間関係、社会環境の変化などでも起こる事があります。自分自身の信念とそれによって引き起こされる感情からストレスを作りだしている場合もあります。ストレスに長くさらされると免疫系、内分泌系、神経系などがダメージを受けます。少々のストレスならば心の成長剤にもなりますが、強すぎる場合には休息と適切なケアが必要です。精神の緊張状態を和らげ、リラックス出来る精油を選び、芳香浴やアロマバス、オイルトリートメントなどで使います。ストレスを感じたらティッシュに垂らした精油を嗅いで深呼吸してみます。感情を解放するのはストレスケアに役立ちます。ストレスを感じやすい方、ストレスを溜めやすい方、ストレスに気づかずにがんばってしまう方には、アロマケアを通じて、自分自身を解放し、自分を大切に考える習慣作りを始めるのをおすすめします。
- スポーツ
- スポーツの前後にアロマケアを行うのは大変価値があります。筋肉痛の予防や緩和、軽いスリ傷、ねん挫、打撲などのケアとして、鎮痛作用、癒傷作用、抗炎症作用、抗菌作用のある精油を目的に応じて選ぶと良いでしょう。オイルトリートメント、ジェル基材、冷湿布、温湿布、クレイパック、スプレーなどの方法で使います。試合前の精神集中、リラックス、平常心の維持などのメンタルトレーニングとして精油を使うのもおススメです。一流のアスリートたちはメンタルケアとしてもアロマセラピーを取り入れているようです。精油の香りはスポーツの結果を出すイメージトレーニングの際にも適しています。
- 性器のかゆみ
- 自律神経やホルモンバランスの乱れから細菌が繁殖して起こる性器、外陰部のかゆみには座浴を行うと良いでしょう。抗菌、抗真菌作用のある精油を使ってお尻のお風呂(座浴)に入ります。疎水性の精油を水(湯)に馴染ませるためには、バスベースの使用が薦められます。精油の使用はごく低濃度(1滴程度)に留め、精神的なストレスがある場合にはリラックスするために芳香浴やアロマバス、オイルトリートメントなどでもアロマケアを行うと良いでしょう。
*病的なかゆみ、性感染症の場合は医師にご相談ください。
- 精油:
- ティートリー、サンダルウッド、コパイバ、ローズウッド、ラベンダー・トゥルー
- 成熟肌のケア
- しわやくすみ、たるみ、しみ、などのお肌の衰えが気になる年代にとってのアロマセラピーのスキンケアはとても助けになるものです。細胞の修復作用、しみ、しわを予防する精油や芳香蒸留水、基材などでアロマコスメで手作りする他、日常的なフェイシャルマッサージ、クレイパックを行うとさらに良いでしょう。アロマウォーターのローションマスクやフェイシャルスチームもおすすめです。顔だけではなく、首筋やボディ、手なども忘れずケアしてあげます。お手入れと同時に芳香浴にもなるため、心の内側から癒されます。
- 精神的な不調
- 精神的に辛く感じる時、調子を崩しそうな時には、アロマセラピーで本来の状態に戻してゆけるようなサポートを行います。気持ちを和らげ、安心感を与える精油を芳香浴、アロマバス、オイルトリートメントなどで使用すると気持ちの助けになります。ネガティブな感情がたくさん溜まっている時には気持ちを解放させるためにティッシュに精油を1滴垂らして香りを嗅ぎながら深呼吸をすると良いでしょう。精油の香りで気持ちの持ち方が明るくなり、気分が楽になる事があるようです。精神的な不調に伴うイライラ感や食欲の減退、過食傾向、不眠、落ち込み、自信の喪失などのケアを行います。
*心身症や精神的な疾患の場合の精油使用は医師に相談してください。
- 咳の予防、緩和
- 咳は気道に侵入した細菌やウイルスなどを排出させる身体のメカニズムです。予防と緩和には抗菌作用、抗炎症作用のある精油を胸や喉にキャリアオイルやジェルベースで希釈して軽く塗布します。部屋の加湿にもなるミスト式のデュフューザーで芳香浴するのもおススメです。ティッシュに1滴垂らして軽く香りを吸い込むのもよいでしょう。(か行「風邪の予防、緩和」も参考にしてください)
- セクシャリティー
- ナチュラルなセクシャリティー(官能性)のためには、心をほどかせ、愛情を高め、魅力と自信をもたらしてくれる精油を選びます。芳香浴、アロマバス、オイルトリートメントなどでお使いください。香水やクリームなどにして身につけるのもよいでしょう。催淫作用のある精油の香りは緊張感や自信の喪失から来る心因性の性障害を癒し、男女の愛情表現をスムースにすると言われています。香り、嗅覚は大脳辺縁系と呼ばれる脳の中の情動や性行動にまつわる部分と関連するメカニズムを持っています。寝室にポットで焚く、カップル間のオイルトリートメントなどに使うと良いでしょう。
- 精油:
- イランイラン、ジャスミンアブソリュート、ネロリ、ラベンダー・トゥルー、サンダルウッド、ガルバナム、ベンゾイン、ローズウッド、ローズ・オットー、ローズ・アブソリュート、パチュリー、ベチバー、クラリセージ
- セリュライト予防
- セリュライトは細胞に脂肪が溜まった状態で女性に多く見られ、20代から起こるようです。 細胞に脂肪を滞留させないためにお風呂上りにアロマトリートメントで強めにお尻やお腹、太ももなどセリュライトがつきそうな場所を流して予防します。脂肪の溶解作用と血行循環とリンパの流れをサポートする精油を選びます。
- セルフケア
- セルフケアはアロマセラピーのなかで大切な基本となる考え方です。最も手軽で、経済的で、自分で出来て、いつでも行えるのがセルフケアです。朝の目覚めから日中の芳香浴、スプレー、夜のアロマバス、オイルトリートメントまで1日を通じてアロマセラピーでセルフケア出来る機会はたくさんあります。アロマコスメを手作りするのもセルフケアの一環です。基本の使用法を守ったうえでまずはトライしてみましょう。セルフケアほど継続して行える重宝で価値あるものはありません。本事典でのセルフとは単に「自分」の事だけではなく『他者とのつながりのある自己』として捉えています。セルフ(自己)をケアすることは全人的なアロマケアとなります。
- 精油:
- セルフケアの目的で数本~あると便利です。
- 基材:
- セルフケアの目的に合わせて数種類~あると便利です。
- 喪失感
- 愛する人との死別、失恋、ペットロス、リストラ、災害、事故など、今まで存在していたものが無くなることによって急激に生まれる喪失感、欠落感を埋めるにはそれなりの時間と周りのサポートが必要です。悲しみや心の痛みをしっかりと解放させ、辛さを吐き出させてくれる香りを選びます。喪失感はその後に自分や周りに対する怒りや苛立ち、自責の思い、後悔、自信の喪失などにつながることがあります。辛さを我慢することなく、必要であれば遠慮せずに周囲や専門家のケアを受けましょう。ティッシュに垂らして深呼吸する、芳香浴、アロマバス、オイルトリートメントなどで使います。アロマペンダントや小瓶に詰めていつでも香りを嗅げるように持ち歩くのもよいでしょう。
た行
- ダイエット・サポート
- 皮下脂肪の燃焼を促すのと、脂肪の燃焼を行う交感神経のスイッチを入れるのがアロマケアのポイントになります。脂肪溶解の作用のある精油をキャリアオイルやジェルベースに希釈してやや強めの圧で気になる部分を揉むようにしながらトリートメントを行います。発汗作用のある精油を入れてゆっくりとぬるめのお風呂に入り、汗をたくさんかくのも良いでしょう。自分に対しての自信を回復させるのもダイエットを無理せず長続きさせるコツです。精神の安定性を保ち、自尊心が持てるような香りを選んで芳香浴などを行うと良いでしょう。食べたい気持ちを他に向けるのにも香りが役立つようです。イライラする時にはリラックス作用のある精油の香りをその場で嗅いでみるようにしましょう。
*過食気味で体重が気になる方は「か行 過食気味・拒食気味」の欄を参考にしてください。
- 体臭予防
- 匂いの強い食べ物を食べた時や汗をかいた時の体臭を予防するには、消臭作用、抗菌作用のある精油を選んで使います。身体にスプレーする、ホワイトクレイパウダーに混ぜて香りのボディパウダーを作り、お風呂上りに身体にパフして防臭します。
- タッチング
- タッチング、スキンタッチはアロマセラピーを行う上でも価値のあるものです。オイルマッサージのように本格的に皮膚や筋肉にアプローチする方法でなくとも、触れるだけでも十分なリラクセーションになります。そっと背中を撫ぜる、手を握るなども心地よいタッチングです。 キャリアオイルなどの基材に精油を希釈して皮膚に優しく塗布するだけでも癒しの感覚が伝わります。タッチングはマッサージのような禁忌事項がないため、小さなお子さんからお年寄りまでどなたにも行うことが出来ます。
*触られることを好まない方にはタッチングは行わないようにします。
- 精油:
- リラックスする香りを基本に選びます。
- 基材:
- 一般的なキャリアオイルなどを使います。
- 打撲のケア
- 打撲は身体を打ったことで皮膚の毛細血管が破れて内出血を起こした状態です。精油は鎮痛、癒傷、細胞修復作用のあるものを選び、すぐにジェルベースやキャリアオイルで精油を希釈して塗布すると良いでしょう。クレイのパックを打撲部分に行うと痛み物質の排出のサポートを行います。
- ターミナル・ケア
- 末期の癌など、ターミナル・ケアとしてのアロマセラピーは心身魂に癒しをもたらすものとして大変に価値があると評価されつつあります。部屋に芳香浴で香らせる、キャリアオイルなどに希釈した精油をご家族がごく軽いタッチで塗布する、足湯や手湯を行うなどの方法で使える場合があります。精油の希釈濃度や使用頻度については慎重に対応するようにします。 アロマセラピーはターミナル・ケアを行う側やご家族にとっても心身の疲労をケアし、辛さを癒す貴重なものとなります。精油の香りは肉体と精神の変容を助け、魂の成長を見守ります。
*精油の使用に関しては、禁忌事項と精油の特性を理解し、ケアを受けるご本人はもちろん、必ず主治医の了解のもとに行うようにします。
- チャクラ
- チャクラは身体に7つあるとされるエネルギーの出入り口です。人によっては7つではなく、8(天使チャクラ、フルートチャクラ)あるいは12、14、とその数は感じ方によっても異なります。チャクラは目に見えないボディとつながり、エネルギーの状態とも関係しています。 チャクラのバランスを整えたり、各チャクラを活性化をさせることは心身体魂の健康につながるとされます。各精油の持つ特質とチャクラのエネルギーとの相関性を感じながら、クリームやキャリアオイルに希釈した精油を各チャクラに塗布したり、スプレーで吹きかけるなどして使います。
- 精油:
- 以下はチャクラ対応の精油の参考例です。リーディングや直観で選ぶと良いでしょう。
1・尾てい骨のチャクラ 生命力 ベチバー、パチュリー、シダーウッド 2・下腹部のチャクラ 性、創造 マヌカ、イランイラン、ブラックペッパー 3・みぞおちのチャクラ 感情、自尊心 オレンジ、ジュニパーベリー、パルマローザ 4・ハートのチャクラ 愛、調和 ローズ、ゼラニウム、メリッサ、ジャスミン 5・喉のチャクラ 表現力、言葉 ユーカリ、ペパーミント、ジャーマンカモミール 6・額のチャクラ 洞察、直観 サンダルウッド、ミルラ、フランキンセンス 7・王冠のチャクラ 悟り、交信 ヤロウ、アンジェリカルート、ローレルベイ 8・天使のチャクラ 無条件の愛 ネロリ、ベルガモット、タンジェリン
- 爪のケア
- 爪はケラチンというたんぱく質で出来ている皮膚の一部です。爪の色や様子は健康状態とも関わるようです。精油と基材で爪とその周りのささくれなども同時にケアします。ネイルを行う方はネイルを除去した際にアロマセラピーのネイルマッサージを行ってケアすると良いでしょう。 健康的な爪の状態を保つための精油や基材を選びます。
- つわり
- 妊娠初期~安定期に入るまでの期間は精油の使用は控えます。ただし、ごく軽いつわりの場合、妊婦さんによっては柑橘系の精油で気分が良くなることがあるようです。ティッシュに1滴だけ垂らして軽く振りながら嗅いでみるのも良いでしょう。
*「な行 妊娠中のケア」も参考にしてください。
- 低血圧
- 低血圧には血行循環を促進させる精油を選んでオイルに希釈してトリートメントで使用します。生活リズムのめりはりをつけるために自律神経を整える精油を使うのも良いでしょう。朝の目覚め時や午前中には、心と身体をしゃきっと活性化させる精油を選び、芳香浴、オイルトリートメント、アロマバスなどで使用します。
- デトックス
- 体内の不要物の排出を助けるには、腎臓、肝臓、胃腸、リンパ、脾臓などの働きをサポートする精油を選びます。発汗作用のある精油を入れたぬるめのバスにゆっくりと入って汗をかいたり、オイルトリートメントなどで使用すると良いでしょう。クレイにも体内不要物質、疲労物質などの排出を助ける作用があるため、アロマバスに入れたり、クレイパックで使うと良いようです。爽やかな精油の香りは心のデトックスも助けてくれます。
- 動悸
- 緊張や興奮で心臓がどきどきする時には気持ちを落ち着かせる精油を選びます。すぐにその場で精油をティッシュに垂らし、胸やみぞおちに手を当ててゆっくりと香りを嗅いで深呼吸します。 気持ちが焦ってどきどきすると呼吸が浅くなるため、呼吸を深くすることで心が落ち着きます。 動悸が起こりやすい方は心を鎮めリラックスさせる香りのスプレーや、鎮静作用のある精油を入れてゆっくりとぬるめのお風呂に入るのも良いでしょう。
- 動物のケア
- 肉球のケア、シャンプー、ノミ除けなど、ペットにもアロマセラピーを行える場合があります。動物のケアには人間よりもかなり使用量、希釈濃度、使用頻度を下げて使うようにします。個体の体重差を考慮し、仔犬などの場合にはさらに低濃度で慎重に使ってください。ペットの種類や個体によって、香りを好む動物とそうでない動物がいます。嫌がる場合は使わないようにします。一般に香りや刺激の強い精油、人間にとっても禁忌の多い精油は避けます。場合によっては精油を入れずにクリームやバーム、クレイ、芳香蒸留水などの基材のみの使用の方が向いている場合もあります。塗布した部分をペットがなめてしまわないよう十分注意します。生活のなかで動物もストレスを感じることがあり、そのような時には飼い主のストレスケアも同時に行うようにすると自然と解消に向かうことがあるようです。
*病気、ケガなどの症状は自己判断でケアせずに獣医師にご相談ください。
- *猫は身体の代謝構造として精油成分を体外へ排出しにくいため、猫への使用は禁忌です。
- *小動物、鳥に対しての精油も禁忌です。
- 精油:
- (0.5%以下)ラベンダー・トゥルー、ジャーマンカモミール、ローマンカモミール、カレンデュラCO2、マヌカ、レモングラス、パインスコッチ
- 芳香蒸留水:
- ラベンダーウォーター、ローマンカモミールウォーター、ローズウォーター、ネロリウォーター
- 基材:
- バーム、クリーム、ジェル、クレイパウダー
*キャリアオイルは毛がべたつくのでおススメしません。
- トラウマ(心的外傷)
- トラウマおよびPTSD(心的外傷後ストレス障害)は専門医療にかかる事が大切です。主治医の許可のもとに使用するならば、アロマセラピーは大変価値のあるリラクセーションになる場合があるようです。精油は使用者の好みに合ったもので、爽やかで安心感をもたらす香りが良いでしょう。感情を解放するためにティッシュに垂らして香りを嗅ぎ、みぞおちや下腹部に手を当てて深呼吸すると良いようです。
*アロマセラピー、精油使用は主治医にご相談のうえお使いください。
な行
- ニキビ肌のケア
- ニキビ肌はお肌を清潔に保つこととニキビの原因となる細菌(アクネ菌)を鎮静させるのがケアのポイントです。お肌の引きしめ(収れん)を助け、過剰な皮脂分泌を調整します。クレンジングやローションなどに収れん作用、抗菌作用のある精油を加えます。クレイには洗浄作用によって深部の汚れの吸着を行います。クレイパックに芳香蒸留水(アロマウォーター)を加えてフェイシャルパックをするのもよいでしょう。お湯を張った洗面器に精油を滴下するフェイシャルスチームやアロマウォーターでローションマスクをするのもおすすめです。
*吹き出物は、は行「吹き出物」を参考にしてください。
- 精油:
- ティートリー、ラベンダー・トゥルー、ゼラニウム、ローズマリー・バルベノン、シダーウッド、ジュニパーベリー、メイチャン
- 芳香蒸留水:
- ラベンダーウォーター、ローズマリー・ウォーター
- クレイ:
- グリーンクレイ、イエロークレイ、ベントナイトクレイ
- 妊娠中のケア
- 妊娠中は身体も心も変化する時期です。精油は妊娠の時期によって禁忌となるものがあります。つわりなどで嗅覚が敏感になり、本能的にもそれまで好んで使っていた精油を受け付けなくなる事があります。身体は全体としてむくみやすく、ホルモンバランスが変化する事によって皮膚も敏感になります。人によってはマタニティブルーと呼ばれるような気持ちの落ちこみが起こる事があります。ささいな言葉で傷ついたり、涙が出たりします。妊娠中は薬の使用が出来ない場合があるため、主治医に相談のうえでアロマセラピーによる代替えケアを行える事があるようです。使用上の注意事項を守り、精油希釈濃度は通常時より下げ(半分かそれ以下)使用頻度にも注意します。
*本事典での妊娠中とは「妊娠の可能性のある方」をすべて含めて考えています。特に初期は自分でも妊娠に気づかない事があるため、妊娠している可能性のある方はすべて、精油の使用に関して「妊娠中のケア」を参考にしてください。
妊娠初期~安定期:精油の使用は避けます。特に通経作用(生理を誘発させる)や神経毒性(中枢神経系を刺激する)、皮膚刺激性のある精油の使用は禁忌です。安定期まではサロンでのトリートメントも控えます。アロマウォーターや刺激にならない基材ならば妊娠全期に渡って使用が可能な事があります。
- 精油:
- 使用を避けます。
*つわりに関しては「た行 つわり」を参考に。
5か月以降:健康に問題がなければ、妊娠中に禁忌の精油を除き、サロンでのトリートメントやセルフトリートメントで精油を使用出来る場合があります。腰痛や足のむくみなどの予防や緩和としてオイルに希釈した低濃度の精油で軽くトリートメントしたり、足浴するのも良いでしょう。
7か月以降:健康に問題がなければ、5か月以降同様に妊娠中に禁忌の精油を除き、精油を使用する場合があります。妊娠線を予防するためにお腹などに低濃度の精油でオイルトリートメントを行うのも良いでしょう。ベビーマッサージの方法を習得しておくとプレママのイメージトレーニングにもなります。
- 精油:
- ゼラニウム、ネロリ、サイプレス、フランキンセンス、ラベンダー・トゥルー
予定日の2週間前~:予定日が近づいたらお腹や腰にオイルトリートメントを行うと良いでしょう。パートナーに行ってもらえると理想的です。安定した状態であればサロンでプロフェッショナルなトリートメントを受けるのもお産を楽にするようです。出産への不安や緊張を解いてリラックスさせる香りを選んで使います。
出産時:分娩室でアロマセラピーが可能であればアロマランプを持ちこんだり、ティッシュに垂らした精油を嗅ぎながらお産が出来る病院もあるようです。事前に主治医やスタッフに確認しておきましょう。産婦さんが安心して出産に臨めるリラックス作用のある精油が良いでしょう。
産後:出産という大仕事が終わった安心と喜びを感じながらも、疲労感やホルモンバランスの急激な変化、身体の変化によって心身が安定しないことがあります。ベビーブルーなど育児への不安や環境の変化による不安を感じる時には、気持ちを和らげる精油を芳香浴やトリートメントなどで使用します。赤ちゃんが口にする乳首への塗布には十分注意します。赤ちゃんと一緒の部屋で過ごす時には刺激の強い香りの芳香浴は避けるようにします。
*産後うつの場合は専門医にご相談ください。
*妊娠とアロマセラピー*
妊娠中のアロマセラピーの禁忌事項や精油のチョイスは本やテキストなどで調べると、それぞれ異なっています。禁忌や使用濃度についても国内外の各アロマセラピスト、自然療法家、ベビーマッサージセラピスト、助産師、アロマの各協会、スクールによっても見解が異なります。身体発生のメカニズムでは妊娠初期に最も細胞の分化、分裂が繰り返され、大切な臓器、器官が出来上がってゆくプロセスをたどります。そのため、この時期をアロマセラピーの精油の禁忌時期とするケースが多いのです。芳香浴ならば良いと書かれている事がよくありますが、人間にも生き物としての本能があるため、自分にとって好ましくない香りは嗅ぎたいとは思わないはずです。知識もさることながら感覚を優先させるのも大切だと感じます。私自身の考えでは、原則は「低濃度使用1%以下」「妊娠初期~安定期までは使用しない」「禁忌の多い精油は使わない」でいる事が最も安心であろうと感じます。セラピスト側の安心ではなく、妊婦さん自身が感じる安心感が最も大切です。不安を感じながら使用してもよい作用はあまり期待できません。
なお、私はこれまで20年に渡って精油の臨床例を見てきましたが、精油によって妊娠中に差しさわりがあった事例を私自身は経験していません。この業界の関係者をはじめ精油を使用している周りの多くの方たちからそうした実際の事例を耳にするという事もありませんでした。アロマセラピー専門家として古今東西の事例を探してみた結果、過去にほんのわずかな実例(それも通常使用ではない使用方法です)を見つけたに過ぎません。むしろアロマセラピーによって心身がリラックスし、身体も健康になり、その結果として待望のお子さんが授かりました!という嬉しい事例は数えきれないほど見てきました。持病をお持ちで妊娠が可能か心配していた方、流産や死産を経験してきたために妊娠するのに不安があった方にも健康なお子さんが授かりました。妊娠以前にご夫婦の生活がなく、妊娠をあきらめていた方でも、アロマセラピーで素直な愛情表現が出来るようになった結果、赤ちゃんが出来ました!という方もおりました。 もちろん過信は禁物ですが、心配のし過ぎも妊婦さんの心と身体に負担をかけます。心配や不安を持たずに、適切な知識をもとに自分の感覚にも自信を持って楽しみながら精油をお使いください。安心して過ごせるマタニティライフに本事典がお役に立てれば幸いです。
- 眠気ざまし
- 朝眠くて起きられない時、日中の眠気ざましにはすっきりと爽やかな香りの精油をティッシュなどに垂らして鼻先で振って嗅ぎます。すっきりとシャープな刺激のある香りは交感神経のスイッチを入れ、眠気を吹き飛ばします。
- 眠れない
- 眠れない、寝つきが良くない、眠りの質が安定しないなどの場合には、安らかな眠りを誘う鎮静作用のある精油を寝室のアロマポットなどで焚きます。ぬるめのアロマバスにゆっくりと入る、お風呂上りのアロマトリートメントで使用するのも良いでしょう。枕もとにティッシュで一滴垂らす、就寝前に精油をクリームなどに希釈して胸元や首すじに軽く塗るなどもよい方法です。 場所が変わると眠れない方は安心出来るいつもの精油を旅のおともにすると寝つきが良くなることがあります。一定の香りを自己暗示として入眠の際の慣習とすることで条件づけとなり、眠りにつけることもあるようです。考えごとで頭がいっぱいの場合にはすっきりとした香りによって眠りにつく事があるようです。眠れない時にはリラックス作用のある精油だけではなく、すっきり爽やかな香りを試してみるのも良いでしょう。
*香りが強すぎるとかえって睡眠の妨げになる事があります。適量を使うようにしましょう。
- ねん挫のケア
- ねん挫はその部分をすぐに冷やします。精油は痛みや炎症を緩和するものを選び、冷湿布やクレイペーストに精油を入れて患部をひんやり保つようにケアします。クール感のあるクレイジェル基材に精油を希釈して塗布するのも良いでしょう。数日して炎症が治まったら今度は温湿布で温めたり、キャリアオイルで精油を希釈して軽く塗布をすると良いようです。
- 精油:
- (冷やす)ペパーミント、ユーカリ・ラディアータ、ユーカリ・グロブルス、ローズマリー・シネオール、ユーカリレモン、ティートリー、ジュニパーベリー
- (温める):
- マジョラムスイート、ラベンダー・トゥルー、ジンジャー
は行
- 吐き気
- 吐き気、むかむか、気持ちが悪い、乗り物酔いなどの場合には、すっとする爽やかな香りを選び、ティッシュに垂らすなどしてその場で嗅ぎます。乗り物酔いする方は「おまじない」(=自己暗示)として乗り物に乗る際にはいつも決まった好みの香りを携行するのもよいでしょう。
- パニック
- 感情が抑えられないような時、非常事態で気持ちが激しく混乱した時には、すぐにその場で鎮静、リラックス作用のある精油をティッシュに垂らしたり、精油の瓶から直接香りを嗅いでみると気持ちが落ち着くことがあります。パニック状態が少し落ち着いたら胸やみぞおちに手を当てながら深呼吸を行ってみます。手首の脈のあたり、みぞおち、首筋、胸元、各チャクラなどにクリームやジェルベースで希釈した精油を少量塗るのもパニックとその後に良いサポートになります。 パニックになりやすい方は普段から気持ちが落ち着く自分のための「レスキューアロマ をバッグに入れて持ち歩くと良いでしょう。持っていると思うだけで安心出来る事があります。日頃から精神を安定させるためにグラウンディングの習慣を持つと良いでしょう。
*か行「グラウンディング」を参考に。
- 歯の痛み
- 歯が痛む時には、医師にかかる前の応急的なケアとして精油を使うことが出来る場合があります。 コットンに1滴垂らして痛む歯でかみしめておくか、綿棒に1滴垂らして痛む場所に軽くつけて使うとよいようです。数ある鎮痛作用のある精油のなかでも、伝統的に歯の痛みに使用されてきたものがあります。
*あくまでも応急的なケアです。歯の痛みは医師にご相談ください。
- パワーを与える
- 精油の原料の植物は生き物としての生命力を有しています。精油はそれらを濃縮したエッセンスであり、アロマセラピーは植物の持つ力を精油という形にして恩恵を受ける行為です。精油の持つ薬理作用を科学的な実証とするのならば、その考えと併せてさらにホリスティックな観点から地球、植物、自然、といった包括的なパワーを受け取ることが出来るのがホリスティックアロマセラピーです。精油の『精』の文字は「魂」「光」「本質」を表わしており、パワーの源となるものです。
- 精油:
- すべての精油はパワーを与えてくれます。
- ハンドバス
- ハンドバス(手湯、手浴)はフットバスよりもさらに手軽に行えるアロマケアです。精油はリラクセーションやリフレッシュするものを選んで行います。洗面器やボウルなどにお湯を張って、手だけでなく、ひじまで浸かると良いでしょう。ハンドバスの後にハンドトリートメントを行うとさらにリラックス出来ます。
- ハンドヒーリング
- レイキなどのハンドヒーリングにアロマセラピーを組み合わせるのはとても価値があります。 香りはヒーリングを行う人、受ける人の双方のエネルギーの交流を助け、不要なエネルギーを排除し、またプロテクトするように働きます。香りはヒーリングの場を浄化します。ヒーリングの際には霊性を高め、スピリチュアルな領域と結びつく精油を選びます。ヒーリングを行う場所にアロマポットで焚く、キャリアオイルで希釈した精油をヒーラーの手のひらに塗布する、芳香蒸留水をセッションの前後にスプレーするなどして使うことが出来ます。
- 冷え性
- 冷え性、身体の冷えには血行循環を促進し、身体を温める作用のある精油を使います。アロマバスに天然塩やクレイパウダーを入れてゆっくりと入浴します。重曹を入れると炭酸ガスが血行循環を促進します。バスフィズなどもおススメです。冷えが気になる方はエネルギーの流れを良くするために普段から身体を動かしたり、末端から心臓にかけてのオイルトリートメントを行うのも良いでしょう。手足など末端が冷える時には手浴、足浴などの部分浴を行うことで身体全体が温まります。
- 皮膚のかゆみ
- 皮膚のかゆみには鎮静作用、抗炎症作用のある精油を使って、通常より低濃度で様子を見ながらクリームやキャリアオイルに希釈して塗布できる場合があります。精油よりもアロマウォーターの方が刺激が少なく穏やかに作用するようです。また、γ-リノレン酸が多く含まれるキャリアオイルも穏やかに作用し、かゆみに適する場合があるようです。
*皮膚のかゆみには接触性皮膚炎(かぶれ)、アトピー、アレルギー、じんましんなどさまざまな原因があるため必要ならば医師にご相談ください。
- 精油:
- カレンデュラCO2、ジャーマンカモミール、ローマンカモミール、マヌカ、ラベンダー・トゥルー
- 植物油:
- ボリジオイル、月見草オイル
- 病気のケア
- アロマセラピーは治療ではありませんが、代替療法、補完療法として幅広い利用が出来ます。 病気や症状に対しては医療を受けることがまず最優先です。持病をお持ちの方は精油の使用は主治医の許可を取るようにします。精油は薬ではありませんが、医療とは別の領域でリラックス、リフレッシュ、幸福感、明るく前向きな気持ちなどをもたらしてくれるものです。ご病気をお持ちの方が使用する際には必ず禁忌事項を守り、一般的な滴数や濃度よりはかなり下げて使うことが望ましいようです。使用後の気分や体調の変化をよく見る、使用頻度も少なくするなど慎重に行うと良いでしょう。基材に関しても同じように慎重に使用してください。 また、濃縮度の高い精油を使用するよりも、刺激の少ないアロマウォーターで代用して使うことが望ましい場合があります。
- 精油:
- 主治医の許可のもと、禁忌事項に注意して慎重に使います。
- 疲労の回復
- 心身の疲労の回復には精油を入れたアロマバスやオイルトリートメントが適しています。アロマバスにはクレイや天然塩を入れるとさらに良いでしょう。心が疲れている時にはリラックス作用のある精油を選びます。身体がだるく、疲れている時には体内の疲労物質の排出を助ける精油を選びます。全身浴以外にも手浴、足浴だけでも疲労が軽減します。アロマセラピーによって疲労が取れると夜もよく眠れるようになるため、だんだんと疲労回復に向かうようです。
- 日焼けのケア
- 日焼けは紫外線によって皮膚が炎症を起こした状態です。すぐにローションなどでスプレーして使います。アロエベラジェルも基材として使うと良いようです。芳香蒸留水(アロマウォーター)は刺激が少ないため日焼け後のほてりにスプレーして使うのも良いでしょう。
- 精油:
- ラベンダー・トゥルー、ジャーマン・カモミール、ローマン・カモミール
- 芳香蒸留水:
- ラベンダーウォーター、ローマンカモミールウォーター、ローズウォーター、ネロリウォーター
- 敏感肌のケア
- 敏感肌は皮膚が薄く、バリア機能が低下しているため炎症などのトラブルを起こしやすくなっています。精油では刺激が強すぎる場合があるため、アロマウォーターやキャリアオイル、クリームなどの基材を中心にしてケアすると良いでしょう。精油を使う場合は抗炎症作用のあるものを低濃度にして、パッチテストを行ってから使うようにします。100%植物性で天然由来のものであっても皮膚に対して必ず安全であるとは限らないため、アロマセラピーを過信しすぎる事のないようにお使いください。
- 吹き出物
- 大人に出来る吹き出物はホルモンバランスの乱れからだと言われています。肌そのものは過剰な皮脂分泌を調整し、毛穴の収れんを助ける精油をローションなどに入れて使います。ホルモンバランスの調整のためにリラックス出来る環境づくりをして、心身のケアを行いましょう。アロマバスやオイルトリートメントでホルモンバランスや自律神経などの調整をサポートします。
- 精油:
- ゼラニウム、ローズウッド、イランイラン、ネロリ、ラベンダー・トゥルー、クラリセージ
- 二日酔い
- 二日酔いはアルコール分解の過程でアセトアルデヒドという物質に変化する事より、気分の悪さが生じた状態です。肝臓、腎臓の働きを高め、水分を多めに取ってなるべく早く分解を終わらせ不要な物質を体内から排出することがポイントです。デトックスをサポートする精油を選び、アロマバスや肝臓、腎臓部分にジェルなどで希釈して擦りこみます。デトックスをサポートするクレイバスもおススメです。
- フットバス
- フットバス(足湯、足浴)に精油を入れるのはとても手軽なリラクセーションの方法です。 風邪でお風呂に入れない時、手足が冷える時などに行うと良いでしょう。身体全体が温まりリラックスします。精油はリラックスや循環促進などを目的に選びます。抗真菌作用のある精油を使うと水虫などの感染症の予防をします。 疎水性の精油を湯に馴染ませるためにバスベース(リキッドエマルジョン、ポリソルベート20)を使うと乳化作用で湯に溶けやすくなります。
- フラワーエッセンス
- フラワーエッセンスは花のバイブレーションを転写したお水を摂取して感情や潜在意識を癒す西洋に伝わる自然療法です。イギリス人の医師エドワード・バッチ博士が生みの親とされています。精油(エッセンシャルオイル)とフラワーエッセンスとでは抽出方法や本質、使用方法などは異なりますが、これら2つの療法の相性は良く、併用することで相乗的なヒーリングが起こる事があるようです。アロマバスにフラワーエッセンスを滴下したり、精油入りのルームスプレーに滴下して使うことも出来ます。アロマセラピーとの併用に際して特に禁忌はありません。
- 精油:
- すべての精油とフラワーエッセンスは併用可能です。 (*この場合の併用とは精油を内服するという意味ではありませんので、ご注意ください)
- 雰囲気づくり
- 精油は雰囲気づくりを行います。香りは人と人との間にある心の垣根を取り去り、優しく、和らいだ、爽やかで、明るく、心地よい、安らかで、くつろげる場所を作ってくれます。それ以外にも祝福やハレの気分を高め華やぎを与えます。またその一方で香りは神聖な、精神統一させる、 心を鎮める、祈りの、厳粛な雰囲気をつくります。香りによってセクシーなムードを醸し出すことも可能です。誘惑的な、魅力を感じさせる、コケットリーな演出をすることが出来ます。目的に応じてさまざまな香りで雰囲気づくりを楽しんでください。使い方は、芳香浴で、その他にもアロマ天然香水、インセンス(お香)なども適しています。
- 精油:
- 雰囲気づくりの目的に応じたもの。数種類をブレンドすると良いでしょう。
- ヘアケア
- ヘアケアに精油を使う場合は無香料のシャンプーベース、コンディショナーベースなどに滴下します。ダメージヘアの保護、頭皮の皮脂の調整、頭皮の引きしめサポートなど髪質に合わせて選びます。クレイのヘアパックや芳香蒸留水をヘアスプレーにするなど基材を応用する事も出来ます。 キャリアオイルに精油をブレンドすると枝毛のケアや髪のきしみをケアするヘアオイルになります。アロマセラピーのヘアケアは抜け毛予防、育毛のサポートなどにも良いようです。
- ベビーマッサージ
- 赤ちゃんにオイルマッサージを行うのは母子ともにリラックスするとても価値のある行為です。 赤ちゃんの皮膚は薄くバリア機能が十分ではありません。マッサージでキャリアオイルを塗布することで保湿を助けます。また、ベビーマッサージを行うと赤ちゃんの発育が健やかになる、情緒が安定する、母子関係が良くなるなどの報告があるようです。伝統社会の中には今も誕生時からベビーマッサージが行われている国々があります。ベビーマッサージを行うとEQ=エモーショナル・クオリティと呼ばれる人間にとって非常に大切な愛と信頼関係の基盤が形成される、またバーストラウマと呼ばれる出生時の心の傷も癒されます。 赤ちゃんに精油を使うかどうかは意見の分かれるところですが、皮膚刺激のリスクやお母さんの匂いを感じることの大切さを思うと、本事典では極力使わないことをおすすめします。アロマセラピーの基材のみで対応する事が望ましいでしょう。その際にも必ずパッチテストを行います。湿疹、アトピーなどの症状が出ている時にはマッサージは行いません。また、マッサージの後に肌に反応が出ることもあるためよく注意します。
*あ行「赤ちゃんのケア」も参考にしてください。- 精油:
- 皮膚に対してはなるべく使わないようにします。
- 基材:
- ホホバオイル、ココナツオイル、ピーチカーネルオイル、グレープシードオイル、スイートアーモンドオイル、マカダミアナッツオイル、シアバター
- 便秘
- 排便がスムースでない場合には、胃腸の働きを整える精油を選んで、キャリアオイルやクリームベース等で希釈して、下腹部を「のの字」を描くようにして指先で刺激しながら回します。胃の辺りにも擦りこみます。便秘と下痢をくり返すような場合、週末にならないと便意がおとずれない等、緊張やストレスが原因と思われる時にはリラックスする精油でアロマバスや、トリートメントを行うのも良いでしょう。
- 膀胱炎の予防
- 女性は男性に比べて尿道が短いため膀胱炎を起こしやすいようです。膀胱炎は細菌による感染症です。抗菌作用のある精油を使って予防を行います。お尻が入るくらいのたらいを用意して、40℃ほどのお湯を入れ、抗菌作用のある精油を3滴ほど垂らしてお尻のお風呂(座浴=ざよく)に浸かります。冷えると膀胱炎になりやすいため腰湯をして腰回りを温めるのもよいでしょう。
- 精油:
- サンダルウッド、ティートリー、ジュニパーベリー、ニアウリ、コパイバ、ラベンダー・トゥルー
- 芳香浴
- 電熱式やキャンドル式のアロマポットやアロマランプ、ミスト式のデュフューザーなどを用いて精油の香りを室内に拡散させる事を芳香浴と言い、アロマセラピーの使い方の基本になるものです。その他にも芳香を手軽に楽しむ方法として、ティッシュやハンカチに1滴垂らして香りを嗅ぐ、精油を垂らしたティッシュを枕もとなどに置くなどの方法があります。精製水とエタノールで希釈した精油をスプレーにして部屋などに香らせる方法もあります。
- 精油:
- 目的に応じて数種類あると芳香浴が楽しめます。
- ホメオパシー
- ホメオパシーは同種療法と呼ばれる自然療法のひとつです。ドイツ人の医師ザミュエル・ハーネマンによって提唱されました。レメディと呼ばれるタブレットを舌下に入れて溶かして服用します。レメディの原料は植物、鉱物、動物などですが、レメディ中に原料の分子は希釈振盪されているため存在しません。ホメオパシーは繊細な性質を持つため、アロマセラピーとの併用に注意が必要な場合があるようです。ユーカリ、ペパーミントのような刺激の強い精油と一緒に使わない等、詳しくはホメオパシー専門家にご相談ください。
- 精油:
- 刺激の強い精油との併用は控えます。ホメオパシー専門家にご相談ください。
- ボランティア
- ボランティアは自発的に行う社会参加活動です。対等な人間関係を基本とし、活動は自主性によって行われます。アロマセラピーのボランティアを行うことはとても有意義です。心のケア、癒し、リラクセーションが求められる場所に出向き、香りの体験を提供します。簡単なアロマクラフト作り、スキンタッチング、ハンドトリートメント、足浴、手浴など、精油の香りを通じて相互のコミュニケーションが図れます。ボランティアの際には目的を考慮しながら、精油は一般的でどなたにも香りが好まれすい、爽やかで使用上の禁忌が少ないものを選ぶと良いでしょう。 自発的な社会奉仕、社会参加はホリスティック(全人的)な観点からもソーシャルな健康を育みます。
- ホルモンバランス
- ホルモンバランスは脳の視床下部、下垂体によって調整され、それによって身体の恒常性が保たれています。ホルモンバランスが崩れると身体のさまざまな部分で不調が生じます。アロマセラピーでは自律神経(交感神経、副交感神経)のバランスをサポートする精油を選びます。ぬるめのアロマバスにゆっくり入る、足浴、手浴などで身体を温めるのもよいでしょう。ストレスからホルモンバランスが崩れている時にはリラックス、リフレッシュする精油を使ってアロマバス、芳香浴、オイルトリートメントなどを行います。
*更年期障害などホルモンバランスの乱れによる著しい体調不良は医師にご相談ください。
ま行
- 水虫の予防
- 水虫は真菌というカビ菌による感染症です。足指などによく発生しますが、身体、手にもうつることがあるようです。真菌自体は通常の身体や生活場所にありふれて存在しています。水虫には抗真菌作用のある精油で予防を行います。精油をハンドソープや手作り石鹸に入れたり、スプレーを作って靴や足マットなどに撒いたりして使います。抗真菌作用のある精油を垂らしたフットバスに入るのも良いでしょう。
- 未病
- アロマセラピーは医療ではありませんが未病、予防に対してはとても価値のあるものです。香りはストレスを解消し、リラクセーションをもたらします。精油を日常の生活に取り入れると病気の予防を助けます。精油は菌やウイルスなど外側から来るものを日常的なレベルで防いでくれます。日頃から心と身体の状態を小まめにケアする事で、内側から作られる病気を未然に防ぐという意識を育てます。アロマセラピーを生活に取り入れていると自然とそれまでの自分自身の価値観が変化してゆき「分かってはいるけれどもなかなか止められない習慣」を変える助けになる事があるようです。
- 精油:
- 生活に日常的に取り入れるならば目的に応じて数本~10本あると便利です。
- 基材:
- 目的に応じて数種類あると便利です。
- 無月経
- 妊娠ではない状態で生理がない時には、通経作用(生理を誘発させる)のある精油を使って下腹部や腰にオイルトリートメントを行います。生活の中で強いストレスや疲労などがある場合にはリラックス出来る精油で芳香浴やオイルトリートメントすると良いでしょう。無月経に関しては精油だけで対応するのではなく、医師の診断を受けるのをおすすめします。
- むくみ(浮腫)の予防
- むくみは細胞内に余分な水分が溜まった状態です。立ち仕事、座り仕事、冷え、運動不足などで起こることがあります。むくみには血行循環、静脈、リンパの流れをサポートする精油を選びます。キャリアオイルに希釈してトリートメントでむくみの予防を行うと良いでしょう。トリートメントは身体の末端部から心臓に向かって行うと循環を促進します。特に足部分は心臓から遠いためにむくみが起こりやすいようです。
- 無気力
- 気力が湧かない、やる気が起こらない時には交感神経のスイッチを入れて心身を活性化させる精油を選びます。芳香浴やティッシュに垂らして深呼吸してみるとエネルギーが湧いてきます。熱めのお風呂に精油を入れたアロマバスもおススメです。ここ一番という気合いを入れたい時にも良いでしょう。
*精神的な疾患などからの無気力の場合には医師にご相談ください。
- 虫よけ
- 精油には本来植物にとって昆虫を忌避する作用があります。キャンプや庭仕事の際に蚊などの虫さされ予防として使う場合には、精油入りの虫除けスプレーを作ります。精油、精製水、エタノールを混ぜて服の上から吹き付けるようにして使います。アリやゴキブリ除けには通り道になりそうなところにティッシュに精油を垂らして置いておくと虫を寄せ付けにくいようです。 クローゼット、タンスの虫よけにはティッシュに垂らして衣類の側に置いておきます。
- 瞑想
- 精油の香りは瞑想に入る際に非常に役立ちます。香りによって脳のα波(アルファー波=リラックスした状態)が出やすくなり、さらに深いレベルの瞑想状態(θ波=シータ波)へと誘導されます。アロマランプやミスト式芳香浴などで瞑想前のお部屋に香らせるとよいでしょう。 瞑想を習慣にすると呼吸が深くなり、自律神経が整えられます。精神が集中し、直感やインスピレーションが鋭くなります。一定の香りを瞑想時間の導入に使うと、瞑想の熟練者はその香りを嗅ぐだけで一瞬にして瞑想の世界へと入ってゆけるようになります。
- 目の疲れ
- 長時間のパソコン作業などで目が疲れた場合には、アロマウォーター(芳香蒸留水)を化粧用のコットンに浸してアイマスクを作り、閉じた両まぶたの上に数分間置きます。芳香蒸留水のアイマスクは目の周りの細菌による感染の予防も行います。また目の疲労から来る肩こりの予防や緩和を行います。
*目の周りは敏感な部分です。刺激の少ないアロマウォーターでも使用中、使用後に反応がある 場合があるため注意してお使いください。
- 芳香蒸留水:
- ローマンカモミールウォーター、ラベンダーウォーター、ローズウォーター
- 免疫力サポート
- 風邪を引きやすい、病気に対する抵抗力が下がっていると感じる時には免疫力をサポートする精油で日常的に芳香浴、アロマバス、オイルトリートメントを行うと良いでしょう。同時にストレスを解消し、思考を楽観的にすることも大切です。「笑うこと」が免疫を高めるとも言われています。精油を使ってリラックスしたり、明るい気持ちになる事でも免疫力は高まることがあるようです。
や行
- 火傷のケア
- ちょっとした火傷の場合にはクリームベースやアロエベラジェル、みつろうバーム等に希釈した精油を少量塗布してケアします。細胞の修復作用、抗炎症作用のある精油を使います。芳香蒸留水(アロマウォーター)を火傷部分にスプレーするのも良いでしょう。
- 腰痛の予防、緩和
- 慢性的な腰痛には筋肉の緊張を和らげ、血行循環を促進する精油を腰部、背中、臀部、脚などにキャリアオイルやジェルベースで希釈して軽く塗布します。ストレスから来る腰痛の場合には、リラックス作用のある精油で芳香浴、アロマバス、オイルトリートメントをすると良いでしょう。精油を使った湿布法もおすすめです。鎮静作用、鎮痛作用のある精油を入れたクレイパックを腰部に行うとクレイの吸着作用と相乗し、痛み物質の排出を助けるようです。腰が疲れやすい方は普段からアロマケアしていると予防になります。
*激しい痛みをともなう急性の腰痛、ぎっくり腰などは医師にご相談ください。
ら行
- 楽観する
- 楽観的な態度、思考は健康をもたらします。前向きな気持ち、笑い飛ばす、ポジティブシンキングは病気を予防し、心身を健やかに保ちます。アロマセラピーを生活に取り入れてゆくと精油の香りによって知らず知らずのうちに楽観的な態度や思考に変化してゆくようです。悲観的な態度や思考パターンを改めたいという意識の変革目的には、気持ちを明るくする、気分高揚作用のある精油を芳香浴、アロマバス、オイルトリートメントなどで日常的に使うと良いでしょう。
- 利尿サポート
- 利尿をサポートするには腎臓機能をケアする精油を選んで使います。アロマバスに垂らしたり、キャリアオイルやジェルベースに希釈した精油を腎臓部分(ウエストの辺り左右)に擦りこんで使います。
*腎臓機能が低下している方、腎臓病の方は医師に相談してください。腎臓疾患の場合にはジュニパーは使用しないでください。
- リフレクソロジー
- リフレクソロジー(足裏反射区療法)にアロマセラピーを取り入れることはとても価値があります。タルク、コーンスターチ、クレイなどのパウダー基材に精油を混ぜてフットパウダーを作る他、キャリアオイル、ジェル、バーム、クリームベースなどの塗布基材に精油を入れるなどして使用します。足裏に精油を使う時には、デトックスや血行循環促進をサポートするもの、抗菌作用、抗真菌作用のあるもの、リラクセーションするものを選ぶと良いでしょう。
- リフレッシュ
- リフレッシュ、気分転換したい時には芳香浴やルームスプレーで使います。ティッシュやハンカチに1滴垂らして香りを嗅ぐのもよいでしょう。何か嫌な事があった時、イライラする時、ネガティブ気味な気持ちを切り替えたい時にも良いでしょう。気分転換と同時に不要な感情を一掃してくれます。リフレッシュには柑橘系やすっきりとしたフレッシュハーブの香りが適しています。手浴、足浴なども手軽なリフレッシュになります。
- リラックス
- リラックス、リラクセーションはアロマセラピーが最も得意とする領域です。一日のうちでほんの少しでもリラクセーションの時間が持てると疲れやストレスが軽減します。リラックスするためには好きな香りを選ぶのが一番ですが、なかでも気持ちをほっとさせる鎮静作用のある精油がおすすめです。ストレスから解放され、安心感に包まれる香りを選びましょう。芳香浴、ぬるめのアロマバス、オイルトリートメントなどで使用します。
- リンパマッサージ
- リンパマッサージ(リンパドレナージュ)に精油を取り入れるのはとても価値があります。キャリアオイルやジェル基材を使ってリンパを流す場合には、滞留しているリンパの循環促進を助ける精油を選んで使います。身体の各所にある主要なリンパ節(頸部、脇の下、そけい部、膝裏など)に向けて手のひらで優しく流してゆきます。精油を使ったリンパマッサージは美しい皮膚の蘇生を助け、リラックスをもたらします。
- 冷酷
- 冷たい気持ち、心が冷え切ってしまったように感じる時には、心に温かみを与え、ハートを再び優しく開かせてくれる香りを選びます。精油の香りが不信感、疑い、孤立、拒絶などの思いも癒してくれます。芳香浴を行うか、ハート(心臓)部分、首筋、みぞおち部分へのオイルトリートメントを行うと良いでしょう。香りを嗅ぎながらハートのチャクラに手を当てて、深呼吸をしてみます。オーラにアロマ・ウォーターのミストスプレー吹きかけるのも良いでしょう。あ行「オーラの調整」を参考に。